(^x^)こんにちは。MANIERAです。
横浜市は、山手(Yamate)地区の 7つの西洋館を保存し、無料で公開しています。
2011年5月初旬に、集中的に、7つの西洋館を見てきたので、順番に紹介しています。
第4回目は、山手234番館(Yamate234)です。
01
山手234番館にやってきました。
場所は、元町公園の前になります。
02
山手234番館は1927年頃、外国人向けの共同住宅として建てられました。
何度かの改装の後、1989年に横浜市が取得し改修後、1999年に公開されました。 設計は、朝香吉蔵です。
03
建物の右隣に小さな庭があって、チューリップで作られたパネルが飾ってありました。
横の説明にはチューリップアート プロムナード、パネル花絵234と書いてあります。
これはチューリップの球根の産地の新潟で、球根育成のために不要となった花を
再利用して、横浜の西洋館の庭を飾るもので、毎年行われているようです。
04
庭の隅にはバーベナが咲いていました。
05
入り口の手前には、列柱のベランダがあります。
ここで靴を靴箱に入れ、スリッパに履き替えて、中を見てみましょう。
06
建物の中央正面に入り口があり、
左右の部屋へのドアと、2階への階段があります。
元々は、急勾配の階段が平行に2本ありましたが、一般公開のために、
階段を一本にして緩やかな傾斜に改修されました。
07
入り口の左手の部屋は約20畳の大きな居間になっていました。
天井に見える大きなアーチが優美な曲線を描いています。
床のフローリングは、4戸の各部屋から使える床材を
取り外し、再度張り直して復元したものです。
08
大きな食器棚に食器が飾ってありました。
09
居間の隣はキッチンで、設備は最近のものになっていました。
小さな食器棚は、1960年代初めに元町で製作、ベーリックホールで使用されていたものです。
10
元は集合住宅なので、廊下はそんなに広くありませんね。
11
建物の中心には、こじんまりとした中庭を配した吹き抜けがありました。
案内図には、「光庭」と書いてあり、明り取りとバスルームの湿気を逃がす目的のようです。
12
キッチンの隣の部屋を覗くと3面鏡の鏡台が置いてありました。とてもきれいなデザインです。
新しかったので最近作られたものだと思います。
13
これは創建当時の間取りの模型です。各階に2戸ずつ、計4個の住宅が対称に配置されています。
入り口は1階中央部分の4つの扉で、各戸は完全に分離していて、2階への階段は2つありました。
14
廊下の奥の方に古い足踏みミシンが置いてありました。アメリカのシンガー社のミシンです。
本体に凝った装飾が施されていますね。
説明には、昭和初期頃に作られたもので、モスクワで購入し、
シベリア鉄道で運ばれたものと書いてあります。
15
1階の入り口の右手の部屋はインフォメーションコーナーになっています。
山手西洋館の資料が展示されている他、グッズも販売しています。
16
こちらは2階の休憩室です。街路樹の緑がちょうど良い高さに見えていてきれいでした。
17
2階の大部分はギャラリーなどの貸し出しスペースになっています。
この日は、ガラスアート展の準備中で、見られませんでした。
18
一通り見たので、外に出てみましょう。道路の向こう側は元町公園です。
19
元町公園の広場にレトロな電話ボックスがありました。
1990年に電話100年を記念して、1900年に京橋(東京)に設置された
公衆電話ボックスを再現したものだそうです。
1890年に横浜-東京間で、日本で最初の電話交換業務が開始されました。
20
中の電話機は普通の公衆電話を茶色に塗装したものでした。
多分、上にある昔の電話機部分はダミーで通話できないと思います。^^
21
山手234番館の南隣には、えの木てい(Enokitei)という洋菓子店の建物があり、
一階と庭がカフェになっています。店名は庭の大きな榎から付けられたそうです。
こちらの建物は元々は外国人向けの住宅、山手89-6番館で、
山手234番館と同じ朝香吉蔵の設計です。
【参考URL】 えの木てい http://www.enokitei.jp/
* * *
次回の洋館めぐりは、山手公園地区の最大の洋館、
ベーリックホールを予定しています。
(^x^)続く。
関連記事
【横浜 山手】 7つの洋館 1. イギリス館 http://blog-maniera.blogspot.com/2010/08/maniera-yamate-5-british-house-yokohama.html
【横浜 山手】 7つの洋館 2. 山手111番館 http://blog-maniera.blogspot.com/2010/08/72-111.html
【横浜 山手】 7つの洋館 3. エリスマン邸 http://blog-maniera.blogspot.com/2010/12/7-3.html
【横浜 山手】 7つの洋館 4. 山手234番館 この記事です。
【横浜 山手】 7つの洋館 5. ベーリックホール(前編) http://blog-maniera.blogspot.com/2011/08/7-5.html
【横浜 山手】 7つの洋館 5. ベーリックホール(後編) http://blog-maniera.blogspot.com/2011/08/75.html
【横浜 山手】 7つの洋館 6. ブラフ18番館 http://blog-maniera.blogspot.com/2011/11/7-618.html
【横浜 山手】 7つの洋館 7.外交官の館(前編) http://blog-maniera.blogspot.com/2011/12/77.html
【横浜 山手】 7つの洋館 7.外交官の館(後編) http://blog-maniera.blogspot.com/2011/12/77_31.html
横浜市は、山手(Yamate)地区の 7つの西洋館を保存し、無料で公開しています。
2011年5月初旬に、集中的に、7つの西洋館を見てきたので、順番に紹介しています。
第4回目は、山手234番館(Yamate234)です。
01
山手234番館にやってきました。
場所は、元町公園の前になります。
02
山手234番館は1927年頃、外国人向けの共同住宅として建てられました。
何度かの改装の後、1989年に横浜市が取得し改修後、
03
建物の右隣に小さな庭があって、チューリップで作られたパネルが飾ってありました。
横の説明にはチューリップアート プロムナード、パネル花絵234と書いてあります。
これはチューリップの球根の産地の新潟で、球根育成のために不要となった花を
再利用して、横浜の西洋館の庭を飾るもので、毎年行われているようです。
04
庭の隅にはバーベナが咲いていました。
05
入り口の手前には、列柱のベランダがあります。
ここで靴を靴箱に入れ、スリッパに履き替えて、中を見てみましょう。
06
建物の中央正面に入り口があり、
左右の部屋へのドアと、2階への階段があります。
元々は、急勾配の階段が平行に2本ありましたが、一般公開のために、
階段を一本にして緩やかな傾斜に改修されました。
07
入り口の左手の部屋は約20畳の大きな居間になっていました。
天井に見える大きなアーチが優美な曲線を描いています。
床のフローリングは、4戸の各部屋から使える床材を
取り外し、再度張り直して復元したものです。
08
大きな食器棚に食器が飾ってありました。
09
居間の隣はキッチンで、設備は最近のものになっていました。
小さな食器棚は、1960年代初めに元町で製作、ベーリックホールで使用されていたものです。
10
元は集合住宅なので、廊下はそんなに広くありませんね。
11
建物の中心には、こじんまりとした中庭を配した吹き抜けがありました。
案内図には、「光庭」と書いてあり、明り取りとバスルームの湿気を逃がす目的のようです。
12
キッチンの隣の部屋を覗くと3面鏡の鏡台が置いてありました。
新しかったので最近作られたものだと思います。
13
これは創建当時の間取りの模型です。各階に2戸ずつ、計4個の住宅が対称に配置されています。
入り口は1階中央部分の4つの扉で、各戸は完全に分離していて、2階への階段は2つありました。
14
廊下の奥の方に古い足踏みミシンが置いてありました。アメリカのシンガー社のミシンです。
本体に凝った装飾が施されていますね。
説明には、昭和初期頃に作られたもので、モスクワで購入し、
シベリア鉄道で運ばれたものと書いてあります。
15
1階の入り口の右手の部屋はインフォメーションコーナーになっています。
山手西洋館の資料が展示されている他、グッズも販売しています。
16
こちらは2階の休憩室です。街路樹の緑がちょうど良い高さに見えていてきれいでした。
17
2階の大部分はギャラリーなどの貸し出しスペースになっています。
この日は、ガラスアート展の準備中で、見られませんでした。
18
一通り見たので、外に出てみましょう。道路の向こう側は元町公園です。
19
元町公園の広場にレトロな電話ボックスがありました。
1990年に電話100年を記念して、1900年に京橋(東京)に設置された
公衆電話ボックスを再現したものだそうです。
1890年に横浜-東京間で、日本で最初の電話交換業務が開始されました。
20
中の電話機は普通の公衆電話を茶色に塗装したものでした。
多分、上にある昔の電話機部分はダミーで通話できないと思います。^^
21
山手234番館の南隣には、えの木てい(Enokitei)という洋菓子店の建物があり、
一階と庭がカフェになっています。店名は庭の大きな榎から付けられたそうです。
こちらの建物は元々は外国人向けの住宅、山手89-6番館で、
山手234番館と同じ朝香吉蔵の設計です。
【参考URL】 えの木てい http://www.enokitei.jp/
* * *
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ベーリックホールを予定しています。
(^x^)続く。
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