2010年5月27日木曜日

【春の花2010】 後編



(^x^)こんにちは。MANIERAです。

もう そろそろ 春も終わりですが、自転車で散歩しながら、
春の花を色々撮影して来たので 2回に分けて投稿しています。

後編は、4月中旬から5月中旬までです。





01
4月中旬、少し高い木に、幅数ミリの短冊を沢山つけたような、赤い花が咲いていました。
風が吹くと、ちょっと、吹流しのようです。

これは、ベニバナトキワマンサク (紅花常磐万作)という花だそうです。
学名:Loropetalum chinense var. rubra
英名:Chinese fringe bush








02
直径3センチくらいの黄色いバラが 沢山咲いています。多分、モッコウバラ(木香薔薇)だと思います。
学名:Rosa banksiae R.Br. (1811)、 英語名:banksia rose

モッコウバラは、蔓のように伸び、棘がありません。
黄色の花は殆ど香りが無いですが、白い花は良い香りがするそうです。









03
田んぼにレンゲソウ(蓮華草)の花が咲いています。
学名: Astragalus sinicus L.
英語名: Chinese milk vetch


レンゲソウの根の部分に共生した菌が、空気中の窒素を固定し、
良い肥料になるので、前年に種をまき、田植えの前に
レンゲソウごと耕して緑肥にするそうです。









04
4月下旬、畑の脇に、ウマノアシガタ(馬の足形)が咲いていました。
学名:Ranunculus japonicus Thunb.
英名:Japanese Buttercup


花弁にクリア塗料を塗ったような艶があり、最初はプラスチックの花かと思いました。^^;
花弁の組織にデンプンを含む層があり、それが光を反射するらしいです。

別名の キンポウゲ(金鳳花)は、本来、ウマノアシガタの
八重咲きのものを指すらしいです。









05
これも畑の脇に咲いていた 不思議な形の青い花です。
右下の赤いのはチューリップ。

シラー・ペルビアナという、ユリの仲間で、
つぼみが沢山集まっていて、下の方から咲き始めるそうです。

学名:Scilla peruviana
英語名: Cuban lily、Peruvian liliy
和名: オオツルボ(大蔓穂)










06
民家の庭先に、様々な色のツツジの花が咲いていました。
学名:Rhododendron、 英語名:Azalea

因みに、良く似た花のサツキは、5月中旬から咲くツツジの一種で、
正式には、サツキツツジと言うそうです。










07
5月上旬、ハート型の3つ葉から、小さな黄色い花が咲いていました。

葉っぱを見て、クローバーかと思いましたが、
調べると、これはカタバミ(片喰)の花でした。
学名:Oxalis corniculata L. 、英語名:Creeping Woodsorrel

因みに、クローバーの葉は 丸くて、白い線があり、
花は白いボール状です。










08
こちらは、遠目には薔薇に見えましたが、近づいて見ると、椿のようですね。
千重咲きの ヒオトメ(緋乙女)という種類かな?

椿は大変品種が多く、日本産の品種だけでも
2000種以上はあるらしいです。









09
この花は何でしょう? 2時間以上調べましたが分かりません。^^;
☆ 横浜の山手のイギリス館の庭で撮影。

ヤナギハナガサ(学名:Verbena bonariensis L.)に似ていますが、
花弁の数が一つ足りないし、葉の形も違うようです。

***

追記 20100601
これは、クリーピングタイム(英語名: Creeping thyme、学名:Thymus serpyllum)という
ハーブだそうです。 某掲示板で教えて頂きました。 ありがとうございます。^^









10
道端のマーガレットの花です。
白い花弁が綺麗ですね。

学名:Argyranthemum frutescens (L.) Sch.Bip.
英語名:Marguerite


てんとう虫が花の裏側に隠れたので下から撮ったら
何処かに行ってしまいました。^^









11
この紫色の花は、少し輝くような光沢があります。
公園でよく見かけるマツバギク(松葉菊)です。
学名:Lampranthus spectabilis

かなり長い期間咲いています。
葉は多肉質で、乾燥に強いそうです。









12
5月中旬、近所の庭に赤いバラが咲いていました。
緑と赤が鮮やかですね。










13
公園の片隅に、小さな蘭のような花が咲いていました。
これは シラン(紫蘭)という蘭のようです。
学名: Bletilla striata Reichb. fil.

樹木に着生する物が多い蘭としては、珍しく、
地面に生え、丈夫で栽培し易いそうです。










14
赤いアネモネが咲いています。
真ん中のふわふわした紫の球が綺麗ですね。
学名:Anemone coronaria、 英語名:Anemone

花の後は、綿のような毛を持った種が出来て、
風に乗って飛ぶそうです。







15
こちらのタンポポは、綿毛の種を飛ばす準備が出来たようです。
学名:Taraxacum Cass.





*****





では、また来年の春の花を楽しみに待ちましょう。
(^x^)おしまい。






2010年5月21日金曜日

【春の花2010】前編


(^x^)こんばんは。MANIERAです。

もう そろそろ 春も終わりですが、自転車で うろうろしながら、
春の花を色々撮影して来たので2回に分けて投稿します。
今回は、3月下旬から4月中旬までです。







01
3月下旬、公園の小さい花壇に咲いていました。
白い花はノースポールだと思います。
(英語名:swamp chrysanthemum、学名:Leucanthemum paludosum)

☆ ノースポールという名前は、元々、サカタのタネの商品名らしいです。






02
これは、サクラソウ(英語名:Primrose、学名:Primula sieboldii)だと思います。

江戸時代に武士の間で栽培が流行し、新品種を作るのを競いあったそうです。
今では 約300品種あるようです。






03
ジンチョウゲ(英語:Winter Daphne、学名:Daphne odora Thunb)が咲いていました。

花は固まって、直径4-5cmの毬のように咲きます。
強い香りがする花ですが、どんな香りだったか記憶が曖昧。^^;






04
蝶が、オオアラセイトウ (学名:Orychophragmus violaceus) の蜜を吸っていました。

蝶は、モンシロチョウだと思っていましたが、webで調べたら、
スジグロシロチョウ(学名: Pieris melete)のようですね。






05
ユキヤナギ(英語:Thunberg's meadowsweet、 学名:Spiraea thunbergii)かな?
小さい花が 沢山咲きます。 花が散った後も赤と緑で可愛いですね。^^






06
3月下旬の桜です。 これは、色と開花時期から、
ヨコハマヒザクラ(漢字: 横浜緋桜)のような気がします。
(学名:Cerasus × kanzakura ‘Yokohama-hizakura’)






07
咲き始めの シバザクラ(漢字:芝桜、 英語名: moss phlox、学名:Phlox subulata)です。

花の形が桜と似ているだけで、実際は ツツジの仲間のようです。
結構、長い期間 咲いていました。






08
民家の庭先で、ハナニラが咲いていました。ユリの仲間で、球根植物です。
(英語名:Spring star、学名:Ipheion uniflorum)

花は、真っ白の物と、全体が紫の物、
この写真のように、白と紫が混じった物があるようです。






09
4月上旬、ハナズオウの つぼみを見つけました。ちょっと薬のカプセルのようですね。
(漢字:花蘇芳、英語:Chinese redbud、学名:Cercis chinensis)

これは、マメ科の植物で、花が咲いた後、
インゲン豆に少し似たような鞘を付けるようです。






10
4月中旬、スイセン(学名:Narcissus)が沢山咲いていました。

6枚の花弁と、真ん中にお椀状の副花冠を持ちます。
厳密には、後方の3枚はガク(calyx)で、手前の3枚だけが花弁。

副花冠は、日本水仙という種類では黄色で、ホワイトペーパーと言う種類では真っ白です。
ここのは、副花冠が、ほんのり黄色く見えますね。






11
ピンクの 乙女椿も咲いていました。これは花弁が綺麗に
幾重にも重なって、見事な 千重咲きです。
学名: Camellia japonica var. decumbens cv. Otometsubaki

千重(センエ)咲き: 花弁が多数重なり、雄しべは無いか、落花まで見えない物。






12
黄色の フリージア(学名:Freesia refracta)です。
アヤメの仲間で、球根植物です。






13
畑の脇に ムスカリ(学名:Muscari)が生えていました。
これも球根植物で、ユリの仲間のようです。

青い花がとても鮮やかです。 花が葡萄のように見えるので、
Grape hyacinthとも 呼ばれるそうです。






14
オレンジの花の ナガミヒナゲシです。道路脇で良く見かけます。
(漢字:長実雛罌粟、英語:Long-headed poppy、学名:Papaver dubium L.)

緑の花芽が、何となく、やばそうな雰囲気^^;が ありますが、
栽培が禁止されている ケシ(Opium poppy)と違い、
変な成分は無いそうなので、栽培しても大丈夫です。^^


ちなみに、あんパンの上に乗っている小さい粒は胡麻ではなく、
ヒナゲシ(Corn poppy)の種を炒った物だそうです。






15
タンポポ(学名: Taraxacum Cass)の花に ミツバチが
頭を突っ込んで、熱心に蜜を集めていました。






(^x^)後半に続く。




2010年5月14日金曜日

カルガモの親子と、カワセミ


(^x^)こんにちは。MANIERAです。

日本では、5月10日から5月16日まで、愛鳥週間です。
桜並木を見に行った川に、カルガモの親子とカワセミがいたので、紹介します。








01
東京都町田市の恩田川は、両脇がコンクリートで出来た川ですが、
意外に、水鳥を良く見る事が出来ます。






02
4月中旬、桜並木の途切れた所から、少し上流まで来ました。
川は、このような開けた住宅街の中を流れています。






03
川岸に人が集まっていたので、その視線の先を良く見ると、
青とオレンジの小さな鳥がいるようです。






04
近くで見ると、青い鳥は、カワセミでした!
図鑑で見たことはありますが、本物は初めて見ました。

カワセミは、どんどん上流に飛んでいきましたが、
川岸の木の枝に休んでいた所で、追い付きました。







05
カワセミ(英語:Common Kingfisher、学名:Alcedo atthis)
スズメほどの大きさの鳥で、水の中に飛び込んで、魚などを採ります。

こんな住宅地の真ん中にいるとは思わなかったので、驚きました。
カワセミは、しばらくこの枝で、熱心に羽の手入れをしていました。





*****




06
4月下旬、またカワセミを見に行きましたが、
この日は発見できませんでした。

川岸で、ヒーヨ、ヒーヨという鳥の鳴き声がするので、木の上を見ると、
ヒヨドリ(英語:Brown-eared Bulbul、学名:Hypsipetes amaurotis)が いました。

春に良く見かける鳥で、甘いものが好きらしく、桜が満開の時には、
桜の花の蜜を吸っているのを何回か目撃しました。






07
さらに上流に進むと、川を覗き込む人達がたくさんいました。






08
何だろうと思って、川を覗き込むと、カルガモの親子がいました!

カルガモ(英語:Spotbill、学名:Anas poecilorhyncha)
60センチ程度の大きさの鴨で、くちばしの先が黄色いのが特徴です。





09
雛が、親と一緒に、川岸の草むらを一列で歩いて行きます。






10
どんどん川上の方に進んでいきます。
川岸の見物人も、ぞろぞろ付いて行きます。^^






11
雛は全部で、9羽いました。小さな足跡が可愛いですね。^^
親子は、この後、Uターンして、また川に入って川下に向かいました。






12
雛が、川岸の石の間を突付いています。
カルガモは草食で、水の中の藻や、陸上の草等を食べるようです。

もう桜は散ってしまいましたが、
まだ白い花弁が時々流れて来ます。





13
背中の模様が、ちょっと、ネズミの目と耳のように見えますね。^^






14
ある程度まで川下に来ると、カルガモの親子は、またUターンして、川上に戻って行きました。






15
ちなみに、この写真は、2008年3月の この付近の様子です。

元々、このように、川の中はコンクリートでしたが、川の両側に、
針金のネットに入れた大きな石を 敷き詰める工事をしていました。

これにより、意図的に、雑草が川岸に生えるようにしているようで、
現在では 写真14のように 草が生い茂っています。







16
動画も撮ってきました。
雛が突然、水面を高速移動したりするので、びっくり。^^






17
そろそろ日も暮れてきたので、帰りましょう。






(^x^)おしまい。