2010年6月30日水曜日

【鎌倉】3.長谷寺の紫陽花


(^x^)こんにちは。MANIERAです。

6月中旬、鎌倉のアジサイ等を見てきたので3回に分けて紹介しています。
第3回は 長谷寺(Hasedera)へ向かいます。

【解説】
鎌倉 (Kamakura)とは、東京から南南西に、電車で約1時間の距離にある海沿いの地域です。
12世紀末から1333年まで幕府が置かれ、武家による政治・文化の中心地でした。







01
鎌倉の大仏を後にして、長谷寺の近くにやって来ました。
こちらの寺は、江の島電鉄の長谷駅から5分程度の距離にあります。






02
この辺りは 特に人力車が多くて、寺の近くの駐車場にも、
何台も停車していました。







03
寺の近所に鎌倉オルゴール堂というお店がありました。去年開店した
オルゴールの専門店との事で、沢山のオルゴールが売っていました。

北海道の小樽のオルゴール堂の姉妹店のようです。
http://www.otaru-orgel.co.jp/kamakura.html






04
長谷寺は736年に創建された浄土宗の寺です。
門前の、絵に描いたような松が 見事ですね。

夏は、開門時間は 8:00-17:00(閉山17:30)です。
http://www.hasedera.jp/

時計を見ると、閉山まで30分位しかありませんが、
とりあえず入ってみましょう。






05
入山料金の300円を払って境内に入ると、すぐ目の前に池がありました。
まだ大勢の観光客がいますね。






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池には、白や紫の花菖蒲が咲いていました。
四角い枠は、花筏(はないかだ)という物で、花を乗せて池に浮いているようです。







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3本の竹の中を通って、池に水が注ぎ込まれています。

もう一枚写真を撮ろうとしたら、水が止まってしまいました。
17時を過ぎると、水を止めるようですね。^^






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階段の手すりも竹で出来ていて良い雰囲気です。






09
階段の上に白い紫陽花が咲いていました。
端が うっすらピンクなので、これから赤くなるのかな?






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さらに階段を上がると、山の中腹を切り開いた、上側の境内になります。
大きな建物は、長谷寺の観音堂です。






11
観音堂の奥には、金箔で覆われた木造の全高9.18mの長谷観音が
祀られていますが、中は撮影禁止です。 では、紫陽花の散策路を見に行きましょう。






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観音堂の左に「散策路 入場入山券 番号案内」の看板があり、
待ち時間、20分以上、40分以上、60分以上、80分以上と書いてあります。

この時には、待っている人はいませんでしたが、混雑時は看板に掲示される
入場券の番号の順番に従って、入場させるようです。






13
庭に、白い 夏椿(ナツツバキ)の花が落ちていました。
学名:Stewartia pseudocamellia、
英語名:Japanese stuartia


一般に、日本のお寺で、沙羅双樹(サラソウジュ)
呼ばれている木は、実際は夏椿だそうです。

本当の沙羅双樹(学名:Shorea robusta)は、インド原産で、
日本では、温室がないと育たないそうです。






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散策路に入ると、最初に長い石の階段を上ります。
結構 急なので、急いで上ると息が切れます。^^






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階段を上って行くと、アジサイの咲く小道に
小さな千手観音像がありました。






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散策路の一番高い所まで上ったら、由比ガ浜(Yuigahama)の海岸が見えました。
陽が傾いてきて、散策路は少し薄暗くなってきました。






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八重咲きのアジサイ。 近くにあった品種の名札には
「メランコリー」と書いてあったと思います。







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花の前で記念撮影をする人が多くて、下りの道が渋滞しています。^^
この辺りの階段は、少しふわふわした不思議な感触。





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小さなお堂の横に竹が生えています。竹の緑が瑞々しいです。





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こちらのお寺には、40種類以上、約2500株のアジサイが植えられています。
上から見ると、斜面の傾斜が急なのが分かりますね。






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階段を下りてくると、苔生したお地蔵さんが 沢山並んでいました。






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小さなお堂は、「経蔵(きょうぞう)」という建物でした。 中にお経を収めた回転式の大きな
書架があって、一回転させると、全てのお経を読んだのと同じ功徳があるそうです。

お堂の中を見たかったのですが、もう閉山時間なので、
扉を閉められてしまいました。^^;






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宝物堂の前では、石造りの釈迦如来坐像が、紫陽花のブーケを
持っているように見えて、ちょっと可愛いかったです。^^






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もっと見たかったですが、閉山時間になったので、もう帰りましょう。
この後、鎌倉駅まで歩いたら、思ったよりも遠くて、疲れました。^^;





(^x^)おしまい。














2010年6月24日木曜日

【鎌倉】2.由比ガ浜から鎌倉大仏へ


(^x^)こんにちは。MANIERAです。

6月中旬、鎌倉のアジサイ等を見てきたので3回に分けて紹介しています。
第2回目は 鎌倉大仏へ向かいます。

【解説】
鎌倉(Kamakura)とは、東京から南南西に、電車で約1時間の距離にある海沿いの地域です。
12世紀末から1333年まで幕府が置かれ、武家による政治・文化の中心地でした。








01
成就院(Jojuin)を後にして、道なりに歩いてゆきます。
ふと右を見ると、すぐ近くに海が見えました。 ちょっと行って見ましょう。






02
由比ガ浜(Yuigahama)の海岸です。 目の前に太平洋が広がります。
砂浜に海草が打ち上げられています。






03
夏のような天気の海岸に 穏やかな波が打ち寄せます。







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3人くらいサーフィンをやっている人がいました。
気持ち良さそうです。^^






05
海を後にして、江ノ電(Enoden)の踏み切りを越えて、北の方に向かいます。
この踏み切りのすぐ隣には、長谷(Hase)駅がありました。







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通りのお店の暖簾が金魚の模様で可愛いですね。







07
長谷駅から歩いて10分程度で、大仏で有名な高徳院(Koutokuin)に到着します。
正面の門は、仁王門です。







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仁王門から境内を覗いてみると、前方の門の上に、大仏の頭が少しだけ見えました。






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券売所で、拝観料200円を払って中に入ります。
手水舎で、手と口を清めましょう。






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境内を進んで行くと、すぐに大仏の前の広場に出ます。
階段で遠足の子供達が、記念撮影をしていますね。







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鎌倉の大仏は、国宝に指定されています。
そして、屋根の下ではなく、野外に座っています。

元々、大きな建物の中にあったそうですが、
建物は度重なる台風や地震などの災害で損壊したそうです。







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また別の小学校の遠足のグループがやって来ました。
昔から、なぜか遠足で木刀を買ってしまう子がいますよね~。^^







13
現在の鎌倉の大仏は2代目で、1252年に作り始めたようです。
1243年に完成した初代の大仏は木造でしたが、災害で失われたようです。

鎌倉の大仏は、台座を含めて13.35mの高さで、体重は121t。
(1961年にジャッキで持ち上げて、秤を入れて計ったそうです)

因みに、奈良の大仏は、台座を含めて18.03mの高さで、
体重は250tになるそうです。






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大仏の前方の左右に、青銅製の蓮のオブジェがあります。
なんとなく岡本太郎の彫刻を思い出します。^^






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大仏の前にある球状の香炉は、モダンなデザインですが、
江戸時代に豪商が寄進したそうです。







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大きなわらじが奉納されていましたが、
どうも大仏には小さいような気がします。^^







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鎌倉の大仏は、少し猫背で、全体に丸みを帯びた造形で、
柔らかくて優しい感じがします。

背中に扉がついていますが、これは鋳造後に
中子を出すために使われたようです。
中子(なかご)とは、中空の鋳物を作る時に使われる
内側の型。 英語では"core"。

右端の男性二人が座っているのは、
昔、大仏を収めていた大きな建物の礎石らしいです。







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大仏の背後に、青銅の蓮の花弁が置いてあります。

江戸時代に32枚の製作が計画されたそうですが、完成したのは
4枚だけで、表面に寄進者の名前が書いてあります。

左に見える、小さな小屋の係の人に20円払うと、
大仏の中に入る事が出来ます。 ちょっと入ってみましょう。





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小屋の脇から一旦地下に潜って、狭い階段を上ると大仏の中です。
中は狭く、一度に30人位しか入れませんし、特に何もありません。

しかし、内側から見ると、何回もに分けて鋳造した様子が分かります。
因みに、上の大きな穴が首の部分で、茶色いのは50年程前にFRPで補修した跡です。
内側から表面を触ると、陽の光を受けて、大仏は ほんのり暖かかったです。


大仏の鋳造方法は、下記のリンク先ページの一番下の「鋳造方法」の画をクリックして、
アニメーションを見て下さい。 背中の扉の役目が良く分かります。

日本語>http://www.kotoku-in.jp/characteristic.html       
英語 >http://www.kotoku-in.jp/en/about/characteristic.html






20
当時は金箔で覆われていたようですが、現在では微かに、
頬の辺りに その痕跡が認められるだけです。







21
高徳院を出ると、外国人観光客が喜びそうな土産物店がありました。
忍者の手裏剣などと一緒に、なぜか、西洋の兜や剣も大量に売っています。^^;







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別のお店の店先では、小さい大仏が沢山座っていました。






23
とても暑い日だったので、いも吉館(imo yoshi yakata)という、
サツマイモの菓子の店で、紫芋とバニラの
2色のソフトクリームを買いました。 295円。

白い方は普通のバニラですが、紫色の方はサツマイモの香りがして
なかなか美味しかったです。^^






(^x^) part3に 続きます。















2010年6月22日火曜日

【鎌倉】1.成就院のアジサイ


(^x^)こんにちは。MANIERAです。

6月中旬、鎌倉のアジサイ等を見てきたので
3回に分けて紹介します。


【参考】
鎌倉(Kamakura)とは、東京から電車で約1時間の距離にある海沿いの地域です。
12世紀末から1333年まで幕府が置かれ、武家による政治・文化の中心地でした。







01
鎌倉駅の西口です。 梅雨の晴れ間で、大変良い天気です。

左の黒い屋根が JR鎌倉駅、右の白い建物が 江の島電鉄の鎌倉駅です。
左の方で人力車が客待ちをしています。






02
江ノ電は 東の鎌倉駅と、西の藤沢駅を結ぶ約10kmの長さの路線です。
なぜか、線路の終端で、蛙の親子の置物が 藤沢方面を見ています。^^






03
平日の昼間なのに、ホームに人が溢れています。
ぐずぐずしていたら、この列車には満員で乗れなくて、次の便まで10分程度待ちました。






04
小さめの列車は民家の間を抜けて行きます。
あまりスピードも出さず、のんびり進みます。







05
10分程度で、4つ目の駅、極楽寺(Gokurakuji)に到着。
ホームは線路の片側のみで、木造の駅舎も非常に小さくて可愛いです。







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駅名にもなっている極楽寺は、橋を渡った線路の反対側にあります。






07
極楽寺は 1259年に創建された真言律宗のお寺です。
境内は撮影禁止なので、外から山門の写真だけ撮って、中には入りませんでした。

拝観時間は9:00-16:30、拝観料は無料ですが、
宝物殿は入館料が300円のようです。







08
極楽寺を後にして、東の方に向かいます。
極楽亭というカフェがあって、抹茶やコーヒー、ビールなど
飲み物が全部500円でしたが、この日は満員でした。

店先には勾玉やお坊さんの人形なども販売していました。
もう午後なので、店の外の時計は止まっているようですね。^^






09
駅から5分程で、成就院(Jojuin)への階段が見えてきました。






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階段の途中に「西結界」と書かれた門があります。
ここから成就院の境内になるようです。
境内の拝観時間は 8:00-16:30です。

結界(けっかい)とは、仏教の修行に障害のないように、
一定の区域を定めて制限を加えること。







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階段を上って参道の頂上に着くと、右に成就院(Jojuin)
山門がありました。

成就院は真言宗のお寺で、1219年に創建されましたが、
1333年に鎌倉幕府が倒れた時に戦火で焼失、
江戸時代に再興されたそうです。

http://www5e.biglobe.ne.jp/~jojuin/






12
身を清める手水の水盤は 龍をかたどった立派なもの。
境内は こじんまりとしていています。今日は人が多くて、
本堂の前まで人が並んでいます。






13
弘法大師(=空海)の像がありました。 真言宗の開祖の弘法大師が
ここを訪れて、その跡にお寺が作られたそうです。







14
寺の山門を出ると、大勢の人々が参道の先に
立ち止まって、何かを見ているようです。






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人垣を掻き分けて前に出ると、
海の方に向かって伸びる参道に、沢山の紫陽花が咲いていました!






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ここから見える海岸は、由比ガ浜(Yuigahama)のようです。
今日は暑いので、海は気持ち良さそうですね。






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参道の両脇には、般若心経の文字数と同じ数、
262株の紫陽花が植わっているそうです。







18
でも、小さな紅紫陽花が、囲いの外にはみ出して
ひっそりと咲いていたので、262株以上ありそうですね。^^







19
参道の中程に、ハートの形をした青いアジサイが咲いていました。

全然気付かなかったのですが、隣で写真を撮っていた
綺麗なお姉さんが教えてくれました。^^







20
かなりの高低差がある参道は、煩悩の数と同じ108段の階段だそうです。
こちらに見えている門は、東結界です。
拝観時間以外は、東西の結界の門が閉まるようです。

車道は、「極楽寺 切り通し」です。切り通しとは、山や丘を切り開いた人工の道です。
鎌倉には昔の切り通しが7つ残っています。




21
車道脇に、「くらりん」と書かれた自転車が何台も置いてありました。
調べると、鎌倉駅東口と長谷駅に店がある、JRのレンタル自転車のようです。

身分証明書があれば、電動アシスト自転車も借りられるそうです。
http://www.jrbustech.co.jp/business/kamakura.html







22
車道を人力車が走っていきます。
この辺は坂が多いので、大変そうです。






23
紫陽花の中に昔の赤いポストがありました。

極楽寺の駅前にも同じポストがあったので、
鎌倉ではまだ現役なのかもしれません。






(^x^)次回に続く。