(^x^)こんにちは。MANIERAです。
ちょっと前になりますが、5月に横浜の、港の見える丘公園(Minato-no-Mieru Oka Park)を
見てきたので紹介します。
港の見える丘公園とは
横浜の開港後、1863年頃からイギリス軍とフランス軍が駐屯していた地域は、第二次大戦後に、
進駐軍に接収されたが、その解除後に横浜市が土地を取得し、1962年に開園した都市公園。
横浜高速鉄道の みなとみらい線(Minatomirai Line)の終点、
元町・中華街駅(Motomachi-Chukagai Sta.)で降ります。
元町口から外に出て、左に行けば、すぐ元町(Motomachi)で、
右に行くと、港の見える丘公園(Minato-no-Mieru Oka Park)になります。
港の見える丘公園の フランス山地区の入り口です。
アーチは フランス橋という名前で、山下公園方面との連絡橋になっています。
写真の奥の方に緑色の鉄骨が見えますが、これは1860年に
建てられたパリ中央市場の鉄骨を移設した物だそうです。
鉄骨の地下部分には、元町・中華街駅の自転車駐輪場があって、
125cc以下のバイク100台と、自転車400台が駐輪できます。
http://www.city.yokohama.jp/me/douro/press/motomachi-cycle.html
公園のこの付近は、フランス山のふもとの部分になり、
広場になっています。写真中央にマリンタワーが見えますね。
フランス山とは自国民保護を目的に、1863年からフランス軍が駐屯していた跡地です。
1875年になって軍が撤退した後は、1896年にフランス領事館が建てられました。
- フランス山地区の開園時間(無料) -
4月から9月は 6:00-19:00
10月、11月、2月、3月は 7:00-18:00
12月、1月は 9:00-17:00まで
フランス山には、公園内の階段を上って行く事も出来ますが、今回は
一旦、公園から出て、その横の谷戸坂(Yato zaka)を上ってみます。
谷戸坂の途中に和服を着た猫の大きな看板がありました。
路地に入ってみると...
「江戸千代紙」の看板が掲げられた店がありました。
菊寿堂 いせ辰(Kikujyudou Isaetatsu)の横浜店です。
古い民家をお店に改装したようです。
今日は先を急ぐので、次の機会に入ってみましょう。
☆ 千代紙(chiyogami)とは、伝統的な模様の入った正方形の和紙です。
また谷戸坂を上ってゆくと、公園のフランス山地区の上側の入り口がありました。
こちらは、昔のフランス領事館の入り口の門らしいです。
ここからまたフランス山地区に入ってみましょう。
歩いてゆくと、木陰の中に、港を眺めるように「愛の母子像」というブロンズ像が
設置されています。これは、1977年に厚木基地を離陸した米海軍の偵察機が
横浜市に墜落し、犠牲となった親子をモデルとした像です。
赤い風車が見えてきました。領事館が作られた当時、
井戸の水を風車で汲み上げていたのを再現したものだそうです。
風車の近くには、屋根の無い廃墟のような建物がありました。
これは昔のフランス領事館の跡です。
1896年に建てられた最初のフランス領事館は地震で倒壊しました。
1930年に再度建てられましたが、1947年に火事で焼けて、この遺構が残りました。
1階はコンクリート造り、2-3階は木造で、一部4階部分が塔になっていたようです。
さらに進むと、この階段の上に横浜港を望む展望台がありました。
展望台からは横浜ベイブリッジと鶴見つばさ橋、色々なコンテナが見えます。
昼間は、海の手前のビルとかが、ごちゃごちゃ見えるので、夜景の方が人気があるようです。
☆この写真は低い方の展望台から望遠レンズを使用したので、実際はここまで大きくは見えません。
展望台を振り返ると、ロリータ・ファッションの娘がいました。
横浜ではあまり見かけないので、ちょっと目立ちますね。^^
展望台の隣には、一段低くなった、噴水のある庭、「沈床花壇」に続きます。
近くのインターナショナルスクールの学生が芝生に寝転んで寛いでいました。
噴水の庭を通り過ぎると、大佛次郎記念館の前に出ます。
「鞍馬天狗」等で知られる、横浜市出身の作家、
大佛次郎(Jiro OSARAGI 1897-1973)の蔵書や愛用品を
収めるために1978年に建てられたものです。
建物の左の方にカフェがあって、その前に猫のブロンズ像がありました。
赤いリボンが似合っていますね。^^
大佛次郎は、大の猫好きで、生涯に約500匹の猫を飼ったそうで、
館内にも彼の集めた猫グッズが展示されているそうです。
さらに進むと霧笛橋(muteki bashi)に出ます。
大佛次郎記念館と、公園の南端の神奈川近代文学館の間を結ぶ橋で、
1986年に完成した全長51mの歩道橋です。
霧笛橋は、鉄筋コンクリート製で、赤レンガで装飾されています。
下は川とか海ではなく、公園内の歩道でした。
この橋はTVや映画のロケでも、良く使われるようです。
橋を渡ると県立神奈川近代文学館です。
1984年に開館し、図書40万冊、雑誌41万冊以上の蔵書を持ち、
定期的に企画展を行っているようです。
展示室は有料で9:30-17:00まで (入場は16:30まで)
閲覧室は無料で、9:30-18:30 (土・日・祝日は17:00まで)
近代文学館の外灯のデザインは、万年筆のペン先のようでした。
今回は図の上の方のフランス橋から、一番下の県立近代文学館まで
公園を縦断するように見てきました。
この後、横浜の山手地区にある7つの洋館を見に行きましたので、
近いうちに7回シリーズで紹介する予定です。
(^x^)とりあえず、おしまい。
港の見える丘公園も、横浜に住んでいた時に何回も行っていたので、とても懐かしいです。
返信削除歴史とかよく知らずにいたので、manieraさんの解説を読んで勉強になりました。
フランス領事館や赤い風車も見たことがあるような気がするんですが、
当時、それが何かも分からずに眺めてしまっていましたw
kon at 2010-07-26 11:05>>
返信削除(^x^)仕事でこの近所は何回も行った事はあるのですが、
港の見える丘公園は今回初めて見てきました。
私も全く歴史とか知らなかったので、現地では説明パネルを
ざっと見ただけで、大部分、帰ってから調べました。^^;
フランス山地区は、2002-2004年度にかけて再整備したらしいので、
説明パネル等は、その時か、その後に設置されたのかもしれませんね。
非公開コメントさま at 2010-08-08 03:04>>
返信削除こんにちは。ログインしないと、私にも非公開コメントは見えないので、
さっきまで書き込みに気付きませんでした。^^;
良い結果が得られるように祈ります。^^/