2010年12月30日木曜日

【鎌倉】建長寺と紅葉<前編>

(^x^)こんばんは。MAIERAです。

11月下旬に北鎌倉の紅葉と建長寺を見てきたので、2回に分けて紹介します。



01
JR横須賀線の北鎌倉駅を降り、鎌倉街道を南へ少し歩くと、左手の木々の間に踏切が見えます。
線路のこちら側も円覚寺の敷地なので、線路がお寺の境内を横切っている事になります。






02
踏み切りの手前の円覚寺の境内には、抹茶のような緑色をした池がありました。
白鷺池(びゃくろち)という池で、地元の案内地図には、白さぎ池と書いてあります。

池の名前は、中国の僧、無学祖元が鎌倉入りした時に、白鷺に姿を変えた
鶴岡八幡宮の神の使いが案内したという故事にちなんで付けられたそうです。






03
踏切を渡ると円覚寺の入り口です。





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この辺りの紅葉は11月下旬から見ごろになるようです。






05
大勢の人が階段を上って、円覚寺へと向かって行きます。
場所柄か、和服の女性も見かけます。






06
階段を上ると円覚寺の総門で、この先は拝観料が必要です。
今回は、円覚寺には入らず、少し離れた、建長寺に向かいます。






07
建長寺の手前にお店がありました。 ちょっとお腹が空いたので、
お寺に入る前になにか食べましょう。

ちなみに後ろの茶色と白のビルは、隣接する建長寺が出資している鎌倉学園です。
中高一貫の男子校で、堺正章や桑田佳祐の出身校だそうです。






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いも吉館で、紫芋のソフトクリームを買いました。おいしい。^^






09
北鎌倉駅から鎌倉街道を南の方へ、約1km歩いた所に建長寺があります。
この門は、建長寺の(駐車場への)入り口の天下門です。






10
入り口の天下門をくぐると、観光バスや乗用車が駐車できる
大きな建長寺の駐車場でした。

営業時間8:30-16:30、乗用車は600円/時間、大型車は2000円/時間、
大型車の乗客乗降のための一時駐車は300円。
乗用車30台、大型車4台が駐車可能だそうです。






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駐車場に隣接して、お寺の総門があります。
日本最大の禅寺で、鎌倉時代、1253年(建長5年)の創建だそうです。

門には巨福山(Kofukusan)と書いてあります。寺は何度も火災に合い、
現在の門は、1940年に京都般舟三昧院より移築されたものです。






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受付で拝観料300円を払います。結構混んでますね。






13
境内を歩いてゆくと大きな山門の前に出ます。
当初の山門は失われ、現在のものは1775年に落成したものです。






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山門の下にも装飾が施されていますね。






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山門の右手にある梵鐘は国宝に指定されています。
1255年に関東の鋳物師の棟梁、物部重光が鋳造したそうです。






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山門をくぐると、仏殿があります。 国の重要文化財で、
芝(東京都港区)の増上寺にあったものが1647年に移築されたそうです。






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香炉でお線香をあげましょう。







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次々に仏殿に人々がやってきます。
熱心にお祈りする人がいました。






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仏殿は相当古びていましたが、部分的に金箔が押された跡を見る事が出来ます。






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本尊は地蔵菩薩坐像です。大きな仏像で、2.4mの大きさになります。
天井は格子になった格天井(ごうてんじょう)という様式で、
日光東照宮でも見た覚えがあります。






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仏殿の先には、国の重要文化財の法堂(Hattou)があります。

現在の建物は江戸時代の文化11年(1814)に再建されたもので、
昔は僧著全員がこの法堂に集まって説法を聞いたそうです。






22
壁の奥には千手観音像、天井には雲龍図という大きな天井画がありました。
創建750年を記念して、小泉淳作画伯によって1997年に描かれたそうです。







23
千手観音の手前には、釈迦苦行像が置かれています。
この像はパキスタンの博物館に保管されたガンダーラ文明の遺物を元に製作され、
愛知万博で展示された後、こちらのお寺に寄贈されたそうです。






24
華厳小宝塔(けごんしょうほうとう)という小さな塔がありました。
長野県の宮大工が数年がかりで作った1/10の模型です。

建長寺には1253年の創建時に、二十数メートルの大きな華厳塔が
あったそうですが、火災で焼失し、現在は存在しません。
お寺としては、またこのような塔を再建したいと考えているようです。





(^x^) 後編に続く。

後編はこちらです。> http://blog-maniera.blogspot.com/2010/12/blog-post_31.html






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