2019年11月8日金曜日

【箱根2018】仙石原のすすき草原

(^x^)こんばんは。MANIERAです。
昨年(2018)の箱根仙石原のススキ草原の様子を紹介します。



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昨年(2018)11月中旬に、箱根を訪れた際に、偶然通りかかって見てきました。
場所は神奈川県足柄下郡箱根町仙石原です。







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当日は、天気も良かったので、久しぶりに車で芦ノ湖スカイラインに出かけました。
レストハウス フジビューの駐車場から駿河湾が見えました。






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帰りにポーラ美術館に寄ろうと思い、カーナビをセットしました。
芦ノ湖スカイラインは空いていましたが、県道75号に入ると結構な渋滞でした。






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県道をノロノロ走ったり止まったりしつつ、カーナビの言うとおりに進んでいると、
突然、テレビで見たことのあるススキの草原が現れました。 ここにあったのか!






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道路沿いに、無料駐車場の看板があったので、
急遽予定を変更して、すすき草原を見ることにしました。






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看板から湿原通りを500mくらい進むと警備員に誘導されて、第1観光客臨時駐車場に入れました。
奥に第2駐車場もあるようです。地図で言うと箱根町仙石原上水センターの隣になります。






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第一臨時駐車場は砂利の広場でしたが、結構広くて簡易トイレも設置されていました。
9月1日から11月30日まで、9時から16時まで開設されているようです。





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臨時駐車場から、写真奥の突き当りまで延々歩きます..。






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途中に食べ物のお店もありましたが、かなり混んでいました。






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7分くらい歩くと、柵の向こうに、見事なススキの草原が見えてきました。






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草原の中に入れるようですね。入り口はどこでしょう..。






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向かって右の方に入り口があるようなので、また歩きます。
西日がまぶしい..。






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県道を2~3分程度歩くと、入り口があったので入ってみましょう。







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砂利の敷かれた遊歩道に入りました。左右一面にすすき野が続きます。
遊歩道は、丘の上まで一直線に約700mありますが、突き当たりの森で
行き止まりなので、帰りはまた同じ道を戻るようです。
色々な国の人が多く来ていたので、海外でも有名なのかな?






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遊歩道の両脇に広告入りのランタンのようなものが置かれていました。夜には光るらしいです。






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沢山の人が丘の上まで登っていきます。でも、上の方は石もゴロゴロしていて、
ここに来るまでに疲れてしまったので、今日は下から眺めるだけにします。^^






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遊歩道から右手を見ると、草原のすぐ近くまで深い森が迫っています。






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左手を見ると、すすき野の先に森と少し色づいた山々が見えました。







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時折風が吹いて、雲間から陽が射しススキが金色に輝きます。






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遊歩道の麓の方は少し地面が出ていて、みんなススキに埋もれるようにして写真を撮っていました。






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周辺案内図によると、元々すすき草原は茅葺屋根用のカヤを栽培する茅場だったそうです。






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陽も陰って来て少し寒くなってきました。駐車場まで戻りましょう。
この辺りの木々も色づいていました。


* * *


今年(2019)は、台風19号のため、遊歩道が一部崩れて、
10/15に立ち入り禁止となっていましたが、
10/29から入り口付近150m部分だけ入れるようになったそうです。
すすきの見ごろは11月下旬までとのことです。




(^x^)おしまい。






参考リンク
箱根ナビ 「ススキの見ごろ情報」
https://www.hakonenavi.jp/information/susuki/

読売新聞 「土砂流出のススキ草原遊歩道、一部立ち入り可能に」
https://www.yomiuri.co.jp/national/20191107-OYT1T50140/

朝日新聞 「台風に負けず 箱根のススキたなびく 仙石原高原で見頃」(動画あり)
https://www.asahi.com/articles/ASMC134TYMC1UQIP009.html




2019年11月3日日曜日

自由学園 明日館(フランク・ロイド・ライト設計)を見学

(^x^)こんばんは。MANIERAです。
今回は、自由学園明日館を紹介します。
訪れたのは昨年(2018年)の11月上旬です。





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自由学園 明日館(みょうにちかん)は、元々1921年創設の自由学園の校舎として建てられました。
1934年に学園が移転するまで使われ、その後は明日館と名付けられて
諸活動の拠点として使われました。






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場所は東京都豊島区西池袋で、池袋駅と目白駅の間の閑静な住宅街の中にあります。
電柱にも書いてあるように、道を挟んで隣には、老舗出版社の婦人之友社があります。






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池袋駅から徒歩6分程度で到着しました。明日館は関東大震災や2次大戦の被害も免れ、
1997年に国の重要文化財に指定されています。
※この写真は別の日に撮影。






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建物外観は道路からも見ることが出来ます。設計は、帝国ホテルで有名な
フランク・ロイド・ライトと、その弟子の遠藤新です。
特徴的な真ん中の高い部分がホール、左右に伸びる低い部分を併せて中央棟になります。
写真に写っていない左右の教室棟も含めて、芝生の庭を囲むようにコの字の配置になっています。






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門は2か所ありますが、向かって右側の東門にある受付で見学料を払います。
喫茶付きが600円、見学のみ400円、夜間見学はお酒付で1000円です。(全て税込)
土日祝日は結婚式での利用が多く、その時は館内見学ができません。
この日は、月に1~2度の休日見学日だったので、受付で喫茶付きのチケットを購入しました。

見学時間は、通常見学 10-16時(入館15:30まで)
夜間見学は第3金曜日 18-21時(入館20:30まで)
休日見学日は 10-17時(入館16:30まで)です。
※休館日は月曜(祝日の場合はその翌日)と年末年始


下記リンク先の一番下に、見学カレンダーがあるので訪問前にご確認ください。
https://jiyu.jp/tour/






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中に入りました。正面に見えている緑色の屋根の低い建物が、西教室棟です。
F.L.ライトが設計したのは中央棟と西教室棟で、東教室棟は遠藤新の設計です。
芝生に入らないでくださいという看板がありました。






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庭の周りには、いろいろな植物が植えられています。
この日は赤いバラが咲いていました。






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休日見学日には 11時と14時の2回、無料のガイドツアーが行われるので、参加してみました。
ツアーガイドのお姉さんに、人数が多いので芝生に入る様に言われて、みんな遠慮がちに
足を踏み入れました。まずは、東教室棟に向かいます。
※ 中央奥に茶色と白のビルが婦人之友社のビルが見えます。






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東教室棟の 婦人之友社・羽仁先生記念展示室です。
自由学園は、婦人之友社を創業した羽仁夫妻によって設立されました。
年表や出版物や古い写真が展示されています。






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羽仁夫妻の手書きの原稿です。羽仁もと子は、教員、日本初の女性新聞記者を経て、
夫の吉一と1908年に婦人之友社を設立しました。家計簿の考案者でもあります。






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小さな可愛い椅子がありました。当時の女学生の体格に合わせて、
建物と一緒に専用にデザインされた椅子のようです。






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次は中央棟に向かいます。特徴的な窓や扉の幾何学的な桟は、葉脈をイメージしているそうです。






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こちらは中央棟 東端の部屋で、現在は会議室となっています。






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随分使い込まれた床板ですが、これは1999~2001年に行われた保存改修工事で
取り外された竣工当時の物です。建物の傷みがひどく、再度使える床材は
建物全体から集めてもこの部屋の3分の2しかなくて他は新しく敷いたそうです。






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廊下を通ってホールの方に向かいます。
ホール付近では床の高さが少し上がります。
天井の明り取りの立体的な意匠も素敵です。






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ホールに入ると、そこはかなり天井が低くて、壁際には大谷石の暖炉がありました。
木造重要文化財なので原則火は使えませんが、年に何回か消防署に申請して、
冬に焚いたりするそうです。そういえば暖炉に煤が見えますね。






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ホール窓側を見ると、一転して開放感のある高い天井の吹き抜けになっています。
ツアーガイドさんが修復前の窓の様子を説明しています。
椅子に座ると窓の下端は目線の位置に来るよう作られているそうです。






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ホールの大窓は左右端だけ開くようにしてあるそうです。
ガイドさんが窓の開け閉めを見せてくれました。
窓が大きくて開くと思ってなかったので、びっくり。






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ホール側面の壁に、古そうな壁画がありました。聖書の出エジプトを題材に、創立10周年の
1931年(昭和6年)に描かれたものです。戦争中に漆喰で塗りつぶされたようで、
長く忘れられていましたが、修復工事の際に発見されました。






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当時、美術教師の指導の下、生徒たちによって描かれたフレスコ画ですが、
修復工事の際も自由学園の生徒によって復元されました。
修復前には建物の雨漏りがひどかったそうですが、漆喰で覆われていたため、
かえって絵の保存状態は良かったそうです。






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中央棟の廊下です。床材は大谷石で、黒っぽい物が当時の物で、
白っぽいのが修復工事の際に新しく敷いた物のようです。
大谷石は柔らかくて細工しやすいためF.L.ライトが好んで使いましたが、廊下だと
すり減りやすくて、当時は目地が出っ張ってしまって、つまづいたりしたそうです。






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ガラスは当時の物のようで、よく見ると厚みが一定でなく、歪みがあったり、
気泡のようなものもあって味わい深いです。






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中央棟の西の端の自由学園PR室には学園の歴史と現在のパネルやビデオが展示されています。
1921年(大正10年)4月の開校日に、この教室で第一回入学式が行われました。
当日はこの部屋だけしか出来ておらず、黒板もなく荒壁が出ていて、
午後一から開校式なのに、午前中に足場を外すなどギリギリの工事だったそうです。
※ツアーではこの他に中央棟の食堂も見ましたが、後述します。






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次は道路を挟んだ講堂(写真中央の建物)に移動します。教室棟の屋根や窓枠は緑色でしたが、
講堂はそれらが茶色になっています。






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講堂は遠藤新の設計で1927年竣工し、国の重要文化財に指定されています。
生徒数の増加でホールが手狭になったため作られました。音響効果が良いそうで、
定期的にコンサートが開かれたりしています。






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教会を思わせる雰囲気で、中央に3列のベンチ、窓際の左右は一段高くなって
各1列ベンチが置かれています。講堂全体で272席あるようです。






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こじんまりした2階席は、40脚程度のイスがありました。
木の床が階段状になっています。






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当時の2階席にはイスは無くて、階段状の部分に直接座ったそうです。
どの段に座っても、1階の席は見えずにステージだけが見えるように設計されています。






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講堂2階席の下は、ホールと似た感じの低い天井で、同じく暖炉もありました。
ガイドツアーはこちらで終了、所要時間は約1時間で、なかなか面白かったです。






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また校舎の方に戻ってみました。





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中央棟と西教室棟の角には、自由学園生活工芸研究所直営の「JMショップ」があります。
オリジナルの製品や、ライトのデザイングッズなどが販売されています。
営業時間は10:30~16:30で、月曜(祝日の場合は翌日)定休です。
ショップ利用だけなら入館料はかかりません。
※ JMは Jiyugakuen Myonichikanの意味。






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また中央棟に入りました。正面の階段を登ると食堂、下に降りるとトイレです。
左の花瓶のある棚の下は元々下駄箱だったものをロッカーとして使っています。
右にはベンチがあります。






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食堂です。中央棟のホールの裏手に位置しています。天井が高くて開放的です。
こちらにも暖炉があります。三方に小部屋が付属していましたが、
手狭になってから遠藤新によって増築されたものです。

照明は当初、食堂の4隅に付ける予定でしたが、建築中に現場を見に来たライトが、
天井まで間延びした空間ができると感じて、その晩に吊り具を設計し
翌日、遠藤に取り付けを指示したそうです。






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喫茶付きの見学にしたので、半券を渡すと、コーヒーか紅茶とお菓子が頂けます。
今日の焼き菓子、クッキーとチョコレートケーキ、パウンドケーキから選べます。

自由学園食事研究グループと東京第一友の会で作っている様で、
しっかり原材料表示もされていました。






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コーヒーとクッキーを選びました。実質200円なので期待していませんでしたが、
意外に美味しいコーヒーと、ほんのり甘い優しい味のクッキーでゆったり過ごせました。






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食堂の暖炉の横の階段を上がると、ミニ・ライト・ミュージアムがあります。
ライトと明日館保存修理の資料が展示されています。






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明日館の建築模型も何点かありました。左右対称の配置などが良く分かります。






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帝国ホテルの石材となぜか F.L.ライトのマリオネットも展示されていました。
マリオネットはアメリカの落水荘などで売っている物との事。
ライトは凝りだすと際限ない人だったらしく、帝国ホテルの場合では半分作った所で、
後は左右反転するからもうOKなどと言われて帰されたそうです。w






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ミュージアムからはホールが見下ろせます。ホールでもお茶を飲むことが出来ます。
窓の左右にある照明は F.L.ライトがデザインした「タリアセン2」の特別モデルのようです。





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陽が落ちてくると、照明に照らされてF.L.ライトの特徴的な大谷石の柱の陰影が良く分かります。
休日見学は17時までです。そろそろ帰りましょう。





(^x^)おしまい。



関連リンク
自由学園明日館のWEBサイト https://www.jiyu.jp/