2016年9月11日日曜日

【猫島に行ってきた】 03. 大泊港とマンガアイランド編


(^x^)こんばんは。MANIERAです。
昨年(2015年)の6月中旬に、「猫の島」に行ってきたので、3回に分けて紹介しています。
今回は完結編の、第3回: 大泊港とマンガアイランド編 です。

第1回> http://blog-maniera.blogspot.jp/2016/08/01.html
第2回> http://blog-maniera.blogspot.jp/2016/09/02.html




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宮城県石巻市の田代島(Tashiro-jima)は、住民より猫の数が多いと言われる「猫島」です。
2014年度時点の統計では人口85人ですが、猫は100匹以上いるようです。






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猫神社を後にして、大泊(Ohdomari)港へ向かいます。
林の中の道を1km程行くと、家々が見えてきました。






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周りが開けると、そこはもう大泊港でした。






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道の脇に飛行機のプロペラのようなものがありました。
ずっと海に沈んでいたような感じです。






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ネコが背中をコンクリートに擦り付けて、ゴロンゴロンしています。^^

海岸近くは空き地になっており、東日本大震災で津波の被害にあったと
思われる家の土台のような跡が目立ちます。
写真右奥の赤い小屋(?)のすぐ下まで津波が来たそうです。






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この日は陽が照ったり曇ったり、急に霧が出てきたりの変わりやすい天気でした。
太陽が出ると結構暑くてネコも日陰で休んでいます。






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お昼のパンを食べていると、猫が急にテーブルに登ってきました。
ペットボトルの麦茶に興味津々のようです。^^

夏休みなどの一時期は、この辺とかでタープを張ったりして、
軽食を出したりする事もあるらしいのですが、
この日(6月中旬の土曜日)はテーブルがあるだけで、ネコ以外、誰もいませんでした。

島には食堂がなく、1件しかない商店も開いているかどうか
行ってみないと分からないので、食べ物や飲み物は、
船に乗る前に買って持参するのをお勧めします。







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今朝、最初に接岸した大泊港の船着き場まで来ました。
先ほど猫が居たのは、白い軽トラックの斜め後ろあたりです。






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港の近くの少し高くなったところにお寺がありました。
曹洞宗の松盛院(Syousei in)というお寺のようですが、ひっそりとしていました。






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お寺の高台から降りてくると、井戸がありました。
弘法様の井戸と呼ばれていて、干ばつでも枯れることがないそうです。
1613年の慶長遣欧使がこの水を汲んだそうです。
水質は中硬水で、猫に与えないでくださいと書いてありました。






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また、林の中の道を通って、仁戸田(Nitoda)港へ戻ります。
周りは鬱蒼とした木々で、左右の見通しは殆どありません。






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2㎞程度の道のりで仁戸田港に戻ってきました。
港の端の方にポケットビーチという海水浴場がありました。

芝生の公園は海に降りていける長い階段に続いています。
公園には東屋と公衆トイレ(写真右の白い壁の建物)があります。
ちなみに島の公衆トイレは、ここと、マンガアイランドの2か所だけのようです。






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階段を下りてゆくとそのまま海に入れます。
遠くのコンクリートの壁は防波堤なので、波も穏やかです。
左の方にクレーンのようなものが見えます。






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近くに行ってみると、クレーンの先にバケットがついていたので、
大きな浚渫船のようですね。






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港は工事中で、安全柵はネコのデザインです。
ちょうど13時の定期船が乗客を降ろして出港するところでした。






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観光客が沢山降りてきました。朝よりかなり多い感じです。
次の便まで2時間半しかないので、殆どが泊りのお客さんかもしれません。






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まだ時間があるので、仁戸田港からマンガアイランドに行ってみましょう。






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1km足らずで、マンガアイランドのセンターハウス正面に来ました。
猫があちこちでゴロゴロしています。

紅白の猫自動車は、電気自動車のようで、
後ろには充電設備がありました。

石巻市のマンガアイランドの紹介ページ
http://www.city.ishinomaki.lg.jp/cont/10452000b/-kanko/-kankomap/d0040/20130224150619.html






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センターハウス正面のちょうど反対側には、外から入れる公衆トイレがあります。
トイレの表示がネコの形をしています。

他の設備としては、有料で浴室やシャワーもあるようです。
さらにキャンプ用品や自転車や釣り竿、天体望遠鏡が借りられるようです。

マンガアイランド利用者のしおり(PDF)
https://www.city.ishinomaki.lg.jp/cont/10452000b/-kanko/-kankomap/d0040/siori.pdf






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マンガアイランドには、ネコの形をしたロッジが何棟もあり、
予約の上、宿泊することができます。キャンプ場もあるようです。
奥の方に太陽電池パネルとセンターハウスの屋根が見えます。






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パラソルの下のテーブルで、猫がお昼寝中です。
ネコ優先なので昼寝の邪魔をしないようにしましょう。^^






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親猫(?)が、トカゲをくわえて草むらの方に歩いていきます。
あ、木の下に子猫がいますね。






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すると、安心したのか、ニャーニャー言いながら、
積まれた枝の下から、子猫が沢山出てきました。
かわいい^^






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マンガアイランドは緑でいっぱいで、ヤグルマギクや
シロツメグサ、ノゲシなどいろんな花が咲いていました。






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マンガアイランドを後にして、仁戸田港の方に向かう途中、三叉路に
「小さな歴史館&クロネコ堂」と書かれた看板があったので、
ちょっと寄ってみましょう。






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この建物は元々郵便局でしたが、2014年に閉鎖されて、2015年1月から、
 「田代の小さな歴史館&クロネコ堂」として利用されているようです。






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入り口を入った所の一角がクロネコ堂のようですね。
島オリジナルの猫グッズや、田代島産の ふのり(布海苔)などが売っていました。

この左側は、もともと郵便局の窓口だったような部屋で、
田代島の古い写真などが展示されていました。






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クリアファイル 350円です。左は、たぶん阿部ツ商店の緑の階段ですね。
そろそろ船の来る時間なので、港の方に戻ります。






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消防団の小屋の近くに猫がいっぱい。

ちなみに島では、住民が交代で定時にキャットフード等をあげており、
子猫等は慣れない食べ物でおなかを壊したりするので、
観光客がエサをあげるのは控えましょう。






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船着き場の岸壁で、まったりと船を待ちます。
牡蠣処理場のあたりから、ネコが一匹ついてきて、
ニャーと鳴きながら待合客にエサをねだっています。







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スクーターに乗ってきた港の人にもエサをねだって、
カリカリをもらいました。^^






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そうこうしている内に、霧の中から、本日最終便のマーメイド号が現れました。






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マーメイド号は1984年就航のカーフェリーで、自動車を数台積めるようです。
総トン数116t、速度11ノット、定員212名です。

この便では後ろの甲板に軽自動車が載っていました。
車の下はターンテーブルになっていて、車の向きを変えられるようです。






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カモメも乗船。出向前に船員さんにエサをもらってました。
くちばしが赤くてきれいです。






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15時半ごろに仁戸田を出港し、石巻に向かいました。
ブルーライナー号よりマーメイド号の方が
少し時間がかかって、1時間強で到着です。

今回、日帰りでしたが、島のゆっくりした時間の中、
のんびり猫と過ごせてよかったです。 また行きたいです。^^



(^x^)おしまい。





【猫島に行ってきた】全3回
 第1回: 田代島上陸編  http://blog-maniera.blogspot.jp/2016/08/01.html
 第2回: 猫神社編     http://blog-maniera.blogspot.jp/2016/09/02.html

 第3回: 大泊港とマンガアイランド編(この投稿です)




2016年9月4日日曜日

【猫島に行ってきた】 02. 猫神社編



(^x^)こんばんは。MANIERAです。
昨年(2015年)の事ですが、「猫の島」に行ってきたので、3回に分けて紹介しています。
今回は、第2回: 猫神社編 です。

前回の記事はこちら> http://blog-maniera.blogspot.jp/2016/08/01.html



01
宮城県石巻市の田代島は、住民より猫の数が多いと言われる「猫島」です。
昔から猫が大事にされており、原則、犬の持ち込みは禁止されています。






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港から、島の内陸部にあるという猫神社を目指します。
民宿の看板が見えますが、島には民宿が何件かあるだけで、食堂などはありません。






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路地の先に、網がかけてあって、木の看板に文字が書いてあります。 内容は、
「ニャンコの皆さんへ。許可なくして網の中に入ってはいけません。
これに違反した場合は三日間の食事の停止となります」と書いてありました。
猫も字が読めると良いのですが。^^;






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建物の引き戸の隙間から猫が出てきました。
猫1匹通れるだけの隙間が開けてあって、中には何皿も
エサが置いてあって自由に食べられるようです。






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坂の途中に、緑色の階段が印象的な商店が見えてきました。






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阿部ツ商店と書いてあります。
シャッターが半分閉まっていて、営業しているのかよくわかりません。
たばこの自販機は年季が入ってますね。






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自販機の横で猫が寝ていました。






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店の中から、優しそうなおばあちゃんが
餌を持って出てきました。 ネコまっしぐら。^^;






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一方、餌には目もくれず、観光客とおもちゃ(糸の先に魚)で遊んでる子達も。






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他の猫も集まってきました。
エサはキャットフード(カリカリ)でした。






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「うまかったにゃー」
おなか一杯食べて満足気です。^^






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商店の先は両脇が緑でいっぱいの林で、ヘビイチゴも実を付けていました。






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さらに道を行くと、猫がまっすぐこちらに向かってきます。






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近くで見ると、まだ子供っぽかったです。
口にホクロがあってかわいい。^^






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こちらには似た猫がいっぱい。






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道で寝てるネコも。
この後、車が来ましたが、猫優先通行でした。






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さらに林の中の道を進み、NTTの電波塔?のあたりまで来ました。
近くのお家の方から、また猫がのしのし向かってきます。






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と、道路に、ころんと寝転がってしまいました。
ちなみに、この日、走っている車に会ったのは、先ほどの一度だけでした。

人の方に寄ってくる猫が多いですが、他で出会った猫も含め、
基本的に餌をねだるような感じはなく、
見知らぬ人間にちょっと興味があって寄ってくるような感じです。






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さらに道を行くと、学校の門のようなものがありました。
門には石巻市立田代小学校と書いてあります。
白い看板には避難所と書いてあります。






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中をのぞいてみると、空き地の先に体育館のような建物があります。
現在は使われていないような雰囲気です。






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体育館の先にもうひとつ建物があり、手前には大きなヘリポートがありました。
入り口には田代島自然教育センターと書いてあります。

こちらの建物も現在は使われていないような感じでした。
建物の前に二宮金次郎の像がありました。






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さらにしばらく進んでゆくと、赤い囲いが見えてきました。






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仁斗田の港から1.7km程度の距離で、猫神社に到着です。
おや、ベンチに猫がいますね。






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あ、なんか貫禄のある猫ですね。顔が大きいな。^^;
帰ってから調べたら、ねこ太郎という、島の有名人、いや、有名猫のようです。






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猫神社には、猫神様の 美與利大明神(Miyori Daimyojin)が祭られています。






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祠の前には、ネコの置物や、ネコじゃらし、ネコの絵を描いた石などが奉納されています。






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林の中から猫が出てきて、道にペタッと寝そべりました。
ゆっくり参拝できるように見張ってくれるようです。^^





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道の見張りを終えた猫は、ねこ太郎さんにあいさつに行ったようです。^^






次回は大泊港とマンガアイランドに行ってみます。
(^x^)第三話に続く。




【猫島に行ってきた】全3回
 第1回: 田代島上陸編  http://blog-maniera.blogspot.jp/2016/08/01.html
 第2回: 猫神社編     (この投稿です)
 第3回: 大泊港とマンガアイランド編 http://blog-maniera.blogspot.jp/2016/09/03.html