2009年12月31日木曜日

【鎌倉】 円覚寺の紅葉



(^x^)こんばんは。MANIERAです。

12月の上旬に、神奈川県鎌倉市の円覚寺(Engakuji)
紅葉を見てきたので、紹介します。








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JR横須賀線の北鎌倉駅で下車しました。

ホームの端に臨時の出口があって、駅舎に行かずに外に出られました。
駅の周囲は、静かで、のんびりした雰囲気です。






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駅から線路脇の道路を歩くと、約1分で円覚寺の階段の前に出ます。
階段を上って総門をくぐると、受付があるので、拝観料300円を払います。

円覚寺は、禅宗の一派、臨済宗のお寺で、
1282年に、鎌倉幕府の執権、北条時宗によって作られたそうです。






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さらに階段を上がると、山門(main gate of a Buddhist temple)が あります。
夏目漱石の小説「門」に出てくる山門のモデルだそうです。

こちらのお寺は、何度も火事や震災に遭っていて、
この門も1785年に再建された物です。

☆ 門の前の立て札には、「山門」と書かれていましたが、
案内看板には「三門」と書かれていました。どちらの書き方でも良いようです。







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立派な柱ですね。
山門の柱の下は、丸い礎盤(soban)、四角い礎石(soseki)の順番で構成されています。
柱と礎盤、礎石は各々固定されておらず、乗っているだけです。

これには、地面に柱を立てた場合より、柱が腐りにくくするのと、
地震の際に揺れを吸収するという利点があるそうです。






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山門の正面にあるのは、仏殿です。

山門をくぐったら、娑婆世界を断ち切り、
清淨な気持ちで、仏殿をお参りしなければならないそうです。






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仏殿は円覚寺の本尊をまつっている建物で、
震災で倒壊しましたが、1964年に再建されました。






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紅葉した木が見事ですね。
門の奥には、国宝の舎利殿(syariden)がありますが、普段は入れません。
正月の3日間と、11月3日前後に、拝観できるそうです。







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紅葉の横では、牡丹が咲いていました。






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日本では12月は、法師も走るという「師走(shiwasu)」とも言いますが、
本当にお坊さんが走っていました。^^






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土塀の屋根の上にも 葉が降り積もります。






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手水鉢に紅葉の葉や赤い実が沈んでいます。






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雨上がりの石畳に、センリョウ等の赤い実が映えます。






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お寺の一番奥にある、黄梅院(Oubaiin)に夕日が差します。
軒下に小さな鐘がぶら下がっていますね。






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正面は、黄梅院の観音堂です。
周りの小さな庭には、色々な木々が植えられています。






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庭には、緑の苔石の上に、落ち葉が厚く降り積もっています。






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参道を下ってゆくと、お坊さんがお坊さんの記念写真を撮っていました。^^
法衣が格好良いです。






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杖をつき、茶人帽(chajinbou)を被ったご老人が歩いていました。
私はTVの時代劇等でしか見た事がありませんでしたが、とても風流ですね。






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仏殿の北側の丘の上にある龍隠庵(ryu in an)からの眺めです。
円覚寺は、17の塔頭(tattyuu= 寺の敷地の中の小さな寺)を有しているそうです。






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龍隠庵からも、お坊さんが走り出てきました。^^






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12月なのに、境内に桜の花が咲いていました。

調べると、十月桜という種類のようで、
10月から1月、3月から4月の、年に2回咲くそうです。
十月桜の学名: Prunus × subhirtella cv. Autumnalis



*****



毎年、1月1日から3日まで国宝の舎利殿が拝観できるそうなので、
お近くの方は、初詣などで訪れてみてはいかがでしょうか。

(^x^)おしまい。








【鎌倉 年末年始情報】

12月31日22:00~1月1日17:00と、
1月2日と3日9:00~17:00は鎌倉市内中心部への車の乗り入れが出来ません。

中心部へ通じる交差点では、迂回の規制がされます。
歩行者用道路には、自転車(軽車両)の乗り入れもできません。







2009年12月24日木曜日

神宮外苑の銀杏並木



(^x^)こんばんは。MANIERAです。

11月下旬に、東京都新宿区(一部は港区)にある
明治神宮外苑の 銀杏並木を見てきたので、紹介します。








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東京メトロ銀座線の青山1丁目駅から地上に出ました。
駅から、神宮外苑の方に向かう人が結構多かったです。






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途中で、FIAT SPACEと書かれたビルを発見。
中を見てみると...。






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沢山のオレンジの模様で装飾されたFiat500が置いてありました。
イタリアの家電メーカーDeLonghiとのコラボレーションのようです。

車は販売してないようですが、FIATのグッズが色々売っていました。
Fiat500のミニカーが安かったので、思わず衝動買い。^^;

こちらはイタリアの自動車メーカーFIATのアンテナショップで、
2階にはカフェもあるようです。
 http://fiatcaffe.jp/






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青山2丁目の交差点(T字路)に到着。
写真を撮っている人がいますね。

左右方向の道路が、国道246号線(青山通り)、
正面方向の並木道が、都道414号線になります。







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有名な神宮外苑の いちょう並木です。
正面奥に見える建物は、聖徳(seitoku)絵画館です。

並木道は、手前から奥の方に、1mの下り勾配になっています。さらに、手前が一番高い木、
奥に行くに従って、段々低い木になるように植えられていて、遠近感を強調しているそうです。






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歩道から人々が溢れているようです。^^;







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並木の入り口で、柿を売っていました。

紙には 「甘い甘い柿 8個で300円」と 書いてあります。
小さい子供は、待ちきれないようです。^^






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こちらも人だかりがしていますが...。






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石焼芋でした。 とても美味しそうです。

丸のままではなくて、小さく切って売っているようです。
値段は見えなかったので不明です。






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並木の入り口では、小さい子供が落ち葉を集めては
空中に投げて遊んでいます。^^






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並木道の歩道は、この様な状態で、大変混雑しています。
奥の方へ進んでみましょう。





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綺麗な模様のベンチですね。
所々にベンチがあって、休むことが出来ます。







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いちょうの葉は丁度良い色に染まっています。
銀杏の木は、4年ごとに剪定作業を行って、円錐形の形を保っているそうです。






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歩道ではない木の間には、落ち葉が沢山積もっています。
こちらでも子供達が落ち葉で遊んでいました。






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カフェの前で記念写真を撮る人や、犬の散歩をする人も。






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そうする間も、カフェのパラソルには、落ち葉が降り積もります。






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説明によると、こちらの いちょうの木は、9m間隔で、全部で300本。
この場所には1923年に植えられ、当時は6m程度の高さだったそうです。

現在は樹齢も100年になり、大きい木は、高さ24m(目通り周り2.8m)
小さい木は、高さ17m(目通り周り1.8m)の大きさになっています。

解説 【目通り周り】
地面から1.2mの高さでの、樹木の幹まわりの周長のこと。




*****



毎年、11月下旬から12月上旬まで、いちょう祭りも行われています。
今回は見られませんでしたが、大道芸が行われたり、屋台も沢山出るそうです。

(^x^)おしまい。






2009年12月18日金曜日

【ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ】 国立新美術館のレストラン



(^x^)こんばんは。MANIERAです。

去る12月14日まで、東京都港区六本木の国立新美術館で、ハプスブルク展が行われました。
http://www.habsburgs.jp/

展覧会を見た後に、美術館の中のレストラン、
ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ(BRASSERIE PAUL BOCUSE Le Musee)
に、行ってきたので、紹介します。







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場所は国立新美術館の円錐の上(3階)です。 空中に浮いているような雰囲気ですね。

☆ ちなみに ハプスブルク展は、webでの事前情報では、空いていて 待ち時間0との事でしたが、
実際には入場15分待ちの行列、人気の絵の前では見えるのは前の人の頭ばかり...という状態でした。;;







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websiteを見ると、PAUL BOCUSEの店の中では、こちらは
「レストラン」ではなく、「ブラッスリー」という位置付けになっています。

ブラッスリー(Brasserie)は 手頃な価格で気軽に楽しむ店で、
フランスと日本に 合計6店あります。

一方、レストランは、正統フランス料理の店で、フランスと日本に 各1店しかありません。
☆フランスの本店 「PAUL BOCUSE」は、44年間、三ツ星を取り続けているそうです。






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美術館が閉館する18時に、3人で入店。 円周外側の席でした。
ランチの時間などは、とても混むようですが、この時間はゆったりしていました。

コースは、下記の3つありましたが、お酒を飲むという事もあり、全員、プリフィクスにしました。
(プリフィクスは、前菜、メイン、デザートを、各々、何種類かある中から、一皿ずつ選びます。
料理によっては、数百円加算されます。)


* トラディションメニュー(MENU TRADITION PAUL BOCUSE) 7350yen
* THEハプスブルク展の特別メニュー            5800yen
* プリフィクス ディナーコース(DINER PRIX FIXE) 2860yen





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食前酒は、シャンパン(Demoiselle)を ボトルで頼みました。
細かな泡が綺麗ですね。^^






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アミューズ(amuse =突き出し)に、コルニション(cornichon)が出てきました。

酸味のある 3-4cm位の可愛いピクルスで、パリパリしています。
英語では gherkinと言うそうです。






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こちらもアミューズの皿。

バゲットをかりっとトーストした物と、豚肉のペースト(レバーペースト?)だったかと思います。
カナッペにして いただきます。^^







---ENTREE---
---前菜---






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- Fricassee de Champignons Sauvages et de Ris de Veau -
- 野生キノコとリ・ドゥ・ヴォーのフリカッセ -


前菜は、4品から選べますが、一人が、こちらを選択。
彩りも綺麗ですね。おいしそう。

【リ・ドゥ・ヴォー Ris de Veau】: 子牛の喉肉。
【フリカッセ fricass】: 基本的には、白身の肉を小麦粉や
生クリームを使って白く仕上げる料理法。







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- Pave de Terrine de Cannard aux Pistaches,Salade,Pruneaux -
- 鴨のテリーヌのパヴェ、ピスタチオ風味、サラダとプラムと共に -


私と もう1名は こちらを選択しました。
濃厚な風味の鴨のテリーヌの中に緑色のピスタチオが入っています。
プラムの甘酸っぱいソースとも良く合います。

【テリーヌ Terrine】:型を使って、魚介類や野菜などを固めて形作った料理のこと。
【パヴェ Pave】: 敷石・石畳の意味。 四角い形のお菓子などにつける名前。







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メインの前に小ぶりなバゲットが、ぴったりサイズの
可愛いカゴに入って出てきました。






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ワインの白と赤をデカンタで頼みました。
銘柄は忘れましたが、レシートには、
白はPicpoul、赤はL'Heraultと書いてありました。







---POISSON ou VIANDE---
---メインディッシュ---






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- Filet de Daurade a la Plancha,Epinards Sautes,Sauce Duglere -
- 真鯛ロースト ほうれん草のソテー添え デュグレレ風ソース -


メインディッシュは 3人とも別の物にしました。
私は、魚の気分だったので、真鯛ローストを注文。

綺麗な色にローストされた真鯛に、トマトの入ったホワイトソースがかかっています。
程良い火の通り加減の真鯛と濃厚なソースの取り合わせが、ワインと良く合います。美味しい。^^

【デュグレレ Duglere】: 19世紀の有名なフランスの料理人の名前。
例えばスズキのデュグレレ風は、スズキを蒸して、
周りのソースに粗く刻んだトマトを煮詰めたものをかけた料理。







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- Noix de Coquilles Saint-Jacques Poelees et Risotto -
- 活帆立貝のポワレ リゾット添え -


綺麗な焼き色の帆立を周囲に配し、中央には半熟の玉子、
その下にはリゾットが添えられています。
食べる前に半熟の玉子を崩してから、いただきます。

【ポワレ poler】: バターや油を使ってフライパンで蒸し焼きすること。水分を加えない調理方法。






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- Cote de Porc Rotie,Etuvee de Broccoli au Bacon,Sauce Charcutiere -
- 豚ロース肉のロースト ベーコンの香りをつけたブロッコリーのエチュベ添え
ソース・シャリキュティエール -


とても柔らかそうな お肉にブラウンのソースがかかっています。
少し分けてもらいましたが、噛むほどに肉の旨味が口の中に広がります。^^

【エチュベ Etuvee】: 水や出汁をほとんど加えず、素材が持つ水分を生かした蒸し煮料理。
【ソース・シャルキュティエール sauce charcutiere】: 豚肉加工品を中心に取り扱う惣菜屋風のソース。







14
デザートの前に、チーズを頼みました。
ギャルソン(garcon)が、どのチーズが良いか、見せてくれましたが、
決められず、全種類少しずつもらう事に。^^






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後ろのオレンジのはミモレット(Mimolette)で、よくカラスミのような味と表現されますね。
左のチーズは、周りに香草(rosemary?)が付いています。
他のもう一皿の方の、白いチーズが クリーミーで気に入りました。







---DESSERT---
---デザート---






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- Creme Brulee Speciale "Paul Bocuse" -
- ”ムッシュ ポール ボキューズ”のクレーム・ブリュレ -


私は、デザートにクリームブリュレを選択。

表面は綺麗な色に焼き色が付いていて、スプーンを軽く当てると硬い音がする位です。
写真で見ると暖かいお菓子に見えますが、実際は程よく冷えています。

表面を割ると中はふんわりしたクリーム状で、底には、
バニラビーンズの黒い粒が沢山見えました。 美味しい。^^

【クレーム・ブリュレ Creme Brulee】:フランス語で「焦がしたクリーム」という意味。
表面に赤砂糖をふって焦がした、卵黄を使ったカスタードプリン状の菓子。







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- Gaufres Grand'mere -
- 昔ながらのゴーフル "グランメール" -


もう一人は、ゴーフルを選択。 お好みでホイップクリーム、チョコレートソース、
林檎のコンフィチュールをかけていただきます。

これも少し分けてもらって、ホイップクリームでいただきましたが、
ふわっとして美味しかったです。^^

【ゴーフル gaufre】: フランス語でワッフル(waffle)のこと。
【コンフィチュール confiture】:ジャムを作るときのようにゆっくりと煮込んで素材の甘みを出したもの。







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デザートには、私はコーヒーをいただきましたが、
一人が甘口のワイン(Pacherenc du Vic)を注文。
コーヒーは普通でした。^^;






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私はもう飲めませんでしたが、一人が食後酒(Digestif)に、コニャックを注文。

A.E.DOR CIGAR 2500yen
A.E.DOR EMBLEM 1800yen
A.E.DOR V.S.O.P 1200yen

どれにするか迷っていたら、ギャルソン(garcon)の提案で、
3種類少しずつもらう事に。 ちょっと、試飲会のようですね。^^;






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まったりしていたら、いつの間にか、閉店の21:00の少し前です。
既に、他のお客さんは帰ったようです。^^;

もう少し長居したい所ですが、もうそろそろ帰りましょう。
因みに、この時間にはエスカレーターが停まっているので、
エレベーターで1階まで降りて、美術館の正門から外に出ます。


気になる お会計は、お酒も入れて、3人で24000円程度でした。







眺めもとても良く、お手頃なコースもあるので、
展示会を見た後などに、一度訪れてみるのも良いかもしれません。^^
(^x^)おしまい。







【参考】
ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ
営業時間 11:00-21:00(金曜のみ22:00まで)
火曜日定休
http://www.paulbocuse.jp/musee/