2009年10月31日土曜日

横浜 開国博Y150に行って来た。3of3


(^x^)こんばんは。MANIERAです。

2009年4月28日から9月27日まで神奈川県横浜市で、
「開国博Y150」という博覧会が開かれたので、最終日に見に行きました。

今回はベイサイドエリアの有料の第3会場、
「NISSAN Y150ドリームフロント & スーパーハイビジョン シアター」を紹介します。






01
第二会場からしばらく歩いて、やっと到着。
しかし、正面からは入れず、建物の脇を一番奥まで行った所が入り口でした。
☆ 因みに、協賛企業の日産は今年、銀座から横浜駅の近くに本社を移転しました。






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入り口を入ると、倉庫のような殺風景な室内です。
ここは、スーパーハイビジョンシアターの待ちスペースにもなっています。







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世界天文年2009の看板があり、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の協力で、
宇宙服や、ロケットの模型、惑星の写真などが展示されています。






04
こちらは、垂直離着陸出来るロケットです。

JAXAのRVT(再使用型ロケット実験機)の中身の展示で、
実際の実験に使用されている機体です。

参考動画 (飛行は、0:54-1:12付近)
http://www.youtube.com/watch?v=Ogm5w6RxS3A






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こちらは、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の展示。
文部科学省所管の独立行政法人で、海洋、大陸棚、深海に関する研究を行っています。
http://www.jamstec.go.jp






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深海探査研究船「かいれい」の模型。
無人探査機「かいこう」を搭載する支援母船だそうです。
他にも船や深海調査艇の模型がいくつもありました。






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時間が来たので、スーパーハイビジョンシアターに入ります。
撮影禁止なので、内部の写真はありません。

上映されたのは、約10分の「gift 未来へのおくりもの」という作品です。
色んな地方の、自然や祭り、子供達の映像が中心でした。


スクリーンは540inch(約50畳)の大きさでしたが、非常にシャープな映像でした。
ここまで高精細になると、立体映像装置でもないのに、立体感が感じられます。

ただ、この時の上映では、左下1/4が、時々赤いノイズが入ってしまい、
まだ開発中のものだと感じさせられました。
投影装置は良く見えませんでしたが、3管式のような感じでした。


【解説】
スーパーハイビジョンとは、NHKが研究開発中の、超高精細映像システム。
4320本の走査線、7680x4320 pixel
3300万画素(ハイビジョンの16倍の画素数)、フレームレート59.94FPS







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次は、「ピボ・ラボ (PIVO LABO)」に向かいます。

日産自動車のコンセプトカー「PIVO2」が案内役となって、
環境に優しい未来の世界を紹介します。

実際には、中央に鎮座するPIVO2はその場から動かず、
観客はモニタに映った映像を見るだけです。^^;






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イスは、紙を放射状にした物に、透明なプラスチックシートを載せた構造で、
結構しっかりしていました。






10
こちらが電気自動車のPIVO2。
2007年に東京モーターショーに出ていたものだと思います。

キャビンが360度回転し、タイヤが90度横を向くので、縦列駐車が簡単なようです。
ダッシュボードの上にロボットが居て、喋ったりします。






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これは「たま電気自動車」です。
立川飛行機(後のプリンス自動車)が、1947年に作った量産車で、
最高速度35km/h、1充電走行距離65kmです。

レトロだし、小さくて可愛いので、今販売したら、人気が出るかも。^^
☆ プリンス自動車は1966年に日産自動車と合併しました。







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「ピボ・ラボ」の出口で、葉っぱのような紙を貰いました。






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次のゾーンには、「コトバ パーク(言葉の公園)」と名付けられ、大きな風船が一杯です。







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アナウンスで、先ほど貰った葉っぱの形の紙に、
環境などに対する「思いやり」の言葉を書き込んで下さい と言っています。






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書き込んだ葉っぱの形の紙を、透明バルーンの下にある筒に入れると、
空気で吸い上げられ、バルーンの中を舞い飛びます。






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葉っぱに近寄って見ると...
* TVをつけっぱなしで寝ないようにする。
* 水の節約。
* ゴミを分別する。
* リサイクルを出来るだけする。
* クーラーをなるべくつけない。

など、と書いてあります。


他には、
* 車をなるべく使わない。
* 車に乗らない。
* 自転車に乗ろう!
* 自転車通勤!

なども書いてあって、環境には優しいのですが、スポンサーの
自動車メーカーとしては、どうなんでしょうか。^^;


さらには、
* クーラー使いたい放題
* 今日も飲むぞ(+ビールの絵)

というのもあって、
どの程度、趣旨が理解されているのか、疑問が湧きました。w






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隅の方に、日産が去年パリモーターショーで発表したコンセプトカー、
「ニューヴ (NUVU)」も展示されていました。3人乗りの電気自動車です。






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こちらは、足踏みすると、その圧力で電気が発生して、バルーンの中の電灯が光るというものです。
大人も結構、むきになって足踏みしていました。^^






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これで全ての有料会場を見終えました。

問題の一つは、お金を払わなくても、この写真のように歩道橋の上などから、
会場内が結構見えるという事です。^^;






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あ、第一会場の中で、クモが最後の一暴れをしているのも見えますね。^^






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会場の入り口には「300万人達成ありがとうございます」と書いてあります。
しかし、新聞報道によると、当初500万人を見込んでいた所、
実際には120万人しか入っていなかったようです。
300万人とは何の数字だろう...。



というわけで、ベイサイドの3会場を見てきましたが、
非常に内容の薄いものだった事が分かると思います。^^;

個人的には、入場料1000円程度か、出来れば無料なら、良かったかも..と思いました。^^



(^x^)おしまい。




2009年10月27日火曜日

横浜 開国博Y150に行って来た。 2of3


(^x^)こんばんは。MANIERAです。

2009年4月28日から9月27日まで神奈川県横浜市で、
「開国博Y150」という博覧会が開かれたので、最終日に見に行きました。

第二回目は、ベイサイドエリアの有料の第2会場「Y150トゥモローパーク」を紹介します。







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第1会場の道路の向かいに、第2会場「Y150トゥモローパーク」があります。






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中に入ると、こちらの「トゥモローパークステージ」で、
バブルガム ブラザーズ(1983年にBrother TOMBrother KORNのコンビで結成されたデュオ)が、
この後、出演するとアナウンスしています。






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でも、まず、ステージの隣の「未来シアター」に並びました。
建物の前には、長い行列が出来ています。 20分くらい待ちました。






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シアターの収容人数は700-800人で、上映予定時刻までに全員入れるのかと思いましたが、
慣れた感じの係りの人の誘導で、時刻どおりにスタート。

映画は、BATONというロトスコープアニメ(実写で撮ってからトレースするアニメ)で、
岩井俊二 脚本、北村龍平 監督による20分のSFでした。






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ところが、建物が金属フレーム使用のテントのような安い造りなので、
静かなシーン等で、隣のステージの音がガンガン聞こえてきて、集中できません。^^;

さらに問題なのは、3部構成なのに、期間中に3回に分けて上映されたため、
最終話だけ見た私は、話が良く分かりませんでした。;;

みんな言葉少なに退出。^^






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なぜかこの有料会場内に、スポンサーのコンビニ「スリーエフ」があって、
この建物が、会場内で一番立派な気がしました。w






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と、突然、花火が始まりました。最終日だからでしょうか?

数分の間でしたが、結構打ち上がりました。
終わったら みんな拍手。^^






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こちらは、「アースバルーン HOME」です。
昼間は、地面に降りていた白い気球が、煙と共に上昇しています。






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気球は直径20mくらいで、表面に強力なプロジェクターで映像を映しています。
結構、くっきり投射されて、周りからは「綺麗!」という声が聞こえました。






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内容は、地球環境をテーマにしたCG映像との事です。

これは、環境破壊か何かの表現でしょうか。
なんとなく、アニメのエヴァンゲリオンに、敵として出てきそうに見えます。^^;






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やがて、めまぐるしく魚や鳥などのイメージが浮かんできましたが、
早すぎて写真に写りませんね..。






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青い地球になりました。良かった。^^
夜間のみ毎日4回上映で、各回約5分の上映です。






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最後にスポンサーの「横浜銀行」の表示が。
「はまぎんかよ!」と、ここが一番、客が反応していました。w
 ☆ はまぎん(hamagin)とは横浜銀行の略称。

因みに、横浜銀行に口座が無いと、横浜市民になれません。 .....嘘です。^^;






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映像は、気球から少し離れた このプレハブ小屋の2階の大きな窓から 投影していたように思います。
建設現場の事務所みたいな外観ですね。^^;






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ステージでは、何かの演奏が行われていました...。

有料の第2会場の内容は以上で全てです。
「え、これだけ?」と思われるかもしれませんが、これだけでした。^^;

では、次の第3会場に向かいます。






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次の会場まで、結構 歩きます。
人もあまり歩いていないので、本当にこちらで良いのか不安になります...。






(^x^)続く。





2009年10月21日水曜日

横浜 開国博Y150に行って来た。1of3


(^x^)こんばんは。MANIERAです。

横浜港の開港150周年を記念して、
2009年4月28日から9月27日まで神奈川県横浜市で、「開国博Y150」という博覧会が開かれました。

無料券で行った人の感想が、「あの内容であの入場料だったら怒る」とか、
遠足で行った小学生が家族に「つまらないから行かない方がいいよ」と忠告するとか、
微妙な博覧会という話を職場で聞きました。^^;

当初、全く興味が無かったのですが、そんなにつまらないのなら
逆に、見てみたいと思ったので、最終日に見てきました。^^

今回はベイサイドエリアの、有料の第一会場「Y150はじまりの森」を紹介します。









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こちらは今年、再開発された象の鼻公園です。
山下公園と、赤レンガ倉庫の間に位置します。

写真の右に赤レンガ倉庫が見えますが、博覧会の会場はその付近なので
そちらに向かいましょう。






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象の鼻公園の中に芝生の丘があります。
何か小動物が飛び跳ねているようですが...。






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近づいてみると、ウサギでした。^^
飼い主が、連れてきて、自由に遊ばせているようです。






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「灯台アートワーク」と称して、学生を中心として公募された作品が飾ってありました。






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こちらは、巣箱を重ねたような「灯台」です。
いろんな国の言葉で、「ほうほう」、「coin coin」、「guack」など、鳥の鳴き声が書いてありました。






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時刻は17時少し前。 この橋を渡ると有料会場はすぐそこです。
入場料は2400円(!)ですが、18時からは半額になるので、ゆっくり歩きます。






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ところが、なぜか17時から半額になっていたので、あわてて券を買って入場しました。
全く並ばないで、すぐ券が買えました。^^;

奥の方で、何か虫のようなものが動いていますね...。






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これはフランスのアート劇団 「ラ・マシン(La Machine)」による、
大きな機械のクモです。 高さは12mになるそうです。

スポンサーは石油会社のENEOS(新日本石油)。
横浜市内に日本最大の製油所があります。






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足は自重を支える力は無さそうで、移動自体は下の車両で行います。
クモに乗ったオペレーターが足を操作しているようです。






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突然、クモが毒液で地球人を攻撃し始めた! 
...ではなくて、クモの糸の表現のようです。^^

一日に5回、20分の公演を行います。






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ENEOSのブースです。 石油製品やガソリン給油機などが展示してありました。

普段見た事の無い、アラビア原油や重油、ジェット燃料、ナフサの実物が見られて勉強になりました。
でも、人があまりいませんね。^^;






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「黒船レストラン」と書いてありますが、単なるフードコートでした。^^;
他にお菓子の「横浜ハーバー」や、崎陽軒(Kiyouken)のシュウマイなど、
横浜名物の売店も出店。






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「たねまる(Tanemaru)」のキャラクターは、子供に大人気でした。
子供が船の縁を引っ張るので、パンツ(船の部分)が、ずり落ちそうになって、
お兄さんが慌てて静止していたようです。^^






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辺りは日が暮れてきて、イルミネーションが点灯されました。






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こちらは「横浜物語」という展示ブースです。
スポンサーは、横浜に本社があるバネの会社、
日本発条(NHK SPRING CO.,LTD.)






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1853年、鎖国をしていた日本にアメリカのペリー提督がやってきて開国を迫りました。

このセットは翌年の横浜村で、日米会談が行われた時の、
本膳料理(日本のフルコース的な料理)の再現のようです。






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横浜の150年の歴史をパネルやセットで紹介するという内容なのですが、
ご覧の通り、セットといっても、書き割りみたいなもので、
あまり予算をかけられなかったような印象を受けます。^^;






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博覧会のキャラクターの前で記念写真が撮れます。


右が博覧会のマスコットのたねまる(Tanemaru)
上部は芽を出した種子、下部は船の形をしています。
私の周りでは、「ちょっと微妙」という評判です。^^;

左がペリー・テイトくん。(ペリー提督のダジャレか?)
開国を求めて大砲を発射、錨を振り回す、
煙突からは大量の二酸化炭素を排出する等の
何処かに対するあてつけのようなキャラ設定で、良くOKが出たと感心しました。^^






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マシンは、しばらく休んで、この後の最終公演に備えています。






20
日も暮れました。 第一会場を後にして、第二会場に向かいます。



(^x^)続く。