(^x^)こんばんは。MANIERAです。
日本最大の牛久大仏を見てきたので、紹介します。
*撮影は一月上旬です。
車で走っていると、突然、遠くの森の中から大仏の上半身が見えました。
牛久大仏は、東京都心から約70kmの、茨城県牛久市の郊外にあります。
電車利用ならば、牛久駅からバスで約30分、
高速道路利用ならば、圏央道の阿見東インターチェンジから約3分の距離です。
浄土真宗 東本願寺派 本山 東本願寺の
牛久浄苑という大きな霊園の中に、大仏のある庭園があります。
大きな無料駐車場に車を停めて、拝観料を払って入場します。
大仏の内部にも入れる拝観料は、
4-11月は大人800円、子供400円、
12-3月は大人700円、子供400円です。
中には、大きな庭、池、小動物公園があります。
冬は庭に花も無いので、少し料金が安いのかもしれません。
入場口から少し歩くと、門があるので、くぐってみます。
この日は風が結構強くて寒かったです。
正面に全高120mの牛久大仏が見えました。
後ろに見える高圧電線が妙に低く見えますね。
気のせいか、蓮の花の根元がキラキラ光って見えます。
大仏の高さの内訳は、白い台座と蓮の花の台座が 各々10m、仏像自体の身長は100mです。
因みに奈良の大仏は約15mで、こちらの大仏の手のひらに乗ってしまうそうです。
http://www.ushikukankou.com/images/ushikudaibutsu/hikaku.jpg
ふっくらした右手を見ると、とても繊細な造形をしていますね。
胸の部分に3箇所、スリット状の窓がありますが、ここまでエレベーターで昇ることが出来ます。
因みに 50-100年後には、青銅が変色して、
今の色から、鎌倉の大仏のような淡い緑色になるらしいです。
背中側にも小さな窓がありますね。
そして、視線を下の台座に移すと...
蓮の花の下の白い台座には、大仏内部への入り口があります。
中は土足禁止なので、入り口で、ビニール袋を貰って、脱いだ靴を入れて持ち運びます。
因みに大仏の中にはトイレが無いので、先に済ませておきましょう。^^
真っ暗な入り口から中に入ると、微妙な感じ(^^;)の 「光の世界」が広がります。
さらに写真のようにライトアップされた部屋を通り抜けて、2階に上ります。
2階に上がると、急ごしらえの展示室のような部屋に入ります。
建設途中の写真がありました。
高層ビルと同様の カーテンウォール工法で組み立てられたそうです。
まず大きな鉄骨で基本の骨組みを作り、そこに青銅パネル付きの小さな鉄骨構造を
クレーンで持ち上げて組み立てています。建設には4年程度かかったようです。
左手の骨組みの模型が展示されていました。
メカニカルで格好良いですね。
大仏の施工を担当したのは、明石海峡大橋や、レインボーブリッジ等を作った
川田工業(KAWADA INDUSTRIES, INC.)です。
この会社は、最近、2足歩行ロボットも開発しているので、
大仏もそのうち動き出すかも知れません。^^;
http://www.kawada.co.jp/mechs/index.html
右足親指の先端の実物大模型も展示されていました。
では、エレベーターに乗って、地上85メートルまで昇ってみましょう。
エレベーターが最上階に着くと、意外と こじんまりした部屋に出ました。
仏舎利も展示されていたらしいのですが、全く気付きませんでした。^^;
奥の方に3つの窓があるので覗いて見ましょう。
先程通ってきた門が小さく見えますね。
人の大きさから、結構な高さなのが分かります。
こちらの窓からは富士山が見えるらしいのですが、
曇っていて見えませんでした。目の前に関東平野が広がります。
下りのエレベーターで、3階まで降りてくると、「蓮華蔵(rengezou)世界」と称する部屋に出ました。
環状の壁の棚を埋め尽くすように小さな仏像が見えます。
これらは胎内仏(=仏像の中にある仏像)で、内部に7名までの戒名を収めて、供養する物のようです。
手前の右側の小さな物は30万円、 左の大きな方は100万円だそうです。
2階に降りてくると、ライトテーブルが並んだ、
写経(hand-copying of sutras)の出来る場所がありましたが、
この時は、写経をしている人は誰もいませんでした。
お正月に書初め大会があったようで、壁に習字が飾ってありました。
殆どの人は、まじめに書いたようですが、中にはアニメのキャラクターを
描いた者もいたようで、罰が当たらないか心配です。^^;
白い台座の部分に出る事も出来ます。蓮の花の横には地面からは見えないように
エアコン室外機や電気設備が設置されていました。
蓮の花の部分に金箔が貼ってありました。
受付で金箔を買って貼る事が出来るようです。
ちょっとクリムトの絵のようで綺麗ですね。^^
次回は、大仏の隣にある小動物公園に行ってみます。
(^x^)続く。
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【牛久大仏のデータ】
地上高120m、本体主鉄骨3000t、外被銅板重量1000t
1989年着工、1992年11月完成、一般公開は1993年7月。
牛久大仏は、青銅製の立像としては世界最大で、ギネスブックにも載っているそうです。
2008年にミャンマーで 全高129mの釈迦立像が完成するまでは、
仏像としても世界一の高さでした。因みに、ミャンマーの大仏は、コンクリート製のようです。
参考写真> http://www.travelblog.org/Photos/3977935
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