2009年12月18日金曜日

【ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ】 国立新美術館のレストラン



(^x^)こんばんは。MANIERAです。

去る12月14日まで、東京都港区六本木の国立新美術館で、ハプスブルク展が行われました。
http://www.habsburgs.jp/

展覧会を見た後に、美術館の中のレストラン、
ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ(BRASSERIE PAUL BOCUSE Le Musee)
に、行ってきたので、紹介します。







01
場所は国立新美術館の円錐の上(3階)です。 空中に浮いているような雰囲気ですね。

☆ ちなみに ハプスブルク展は、webでの事前情報では、空いていて 待ち時間0との事でしたが、
実際には入場15分待ちの行列、人気の絵の前では見えるのは前の人の頭ばかり...という状態でした。;;







02
websiteを見ると、PAUL BOCUSEの店の中では、こちらは
「レストラン」ではなく、「ブラッスリー」という位置付けになっています。

ブラッスリー(Brasserie)は 手頃な価格で気軽に楽しむ店で、
フランスと日本に 合計6店あります。

一方、レストランは、正統フランス料理の店で、フランスと日本に 各1店しかありません。
☆フランスの本店 「PAUL BOCUSE」は、44年間、三ツ星を取り続けているそうです。






03
美術館が閉館する18時に、3人で入店。 円周外側の席でした。
ランチの時間などは、とても混むようですが、この時間はゆったりしていました。

コースは、下記の3つありましたが、お酒を飲むという事もあり、全員、プリフィクスにしました。
(プリフィクスは、前菜、メイン、デザートを、各々、何種類かある中から、一皿ずつ選びます。
料理によっては、数百円加算されます。)


* トラディションメニュー(MENU TRADITION PAUL BOCUSE) 7350yen
* THEハプスブルク展の特別メニュー            5800yen
* プリフィクス ディナーコース(DINER PRIX FIXE) 2860yen





04
食前酒は、シャンパン(Demoiselle)を ボトルで頼みました。
細かな泡が綺麗ですね。^^






05
アミューズ(amuse =突き出し)に、コルニション(cornichon)が出てきました。

酸味のある 3-4cm位の可愛いピクルスで、パリパリしています。
英語では gherkinと言うそうです。






06
こちらもアミューズの皿。

バゲットをかりっとトーストした物と、豚肉のペースト(レバーペースト?)だったかと思います。
カナッペにして いただきます。^^







---ENTREE---
---前菜---






07
- Fricassee de Champignons Sauvages et de Ris de Veau -
- 野生キノコとリ・ドゥ・ヴォーのフリカッセ -


前菜は、4品から選べますが、一人が、こちらを選択。
彩りも綺麗ですね。おいしそう。

【リ・ドゥ・ヴォー Ris de Veau】: 子牛の喉肉。
【フリカッセ fricass】: 基本的には、白身の肉を小麦粉や
生クリームを使って白く仕上げる料理法。







08
- Pave de Terrine de Cannard aux Pistaches,Salade,Pruneaux -
- 鴨のテリーヌのパヴェ、ピスタチオ風味、サラダとプラムと共に -


私と もう1名は こちらを選択しました。
濃厚な風味の鴨のテリーヌの中に緑色のピスタチオが入っています。
プラムの甘酸っぱいソースとも良く合います。

【テリーヌ Terrine】:型を使って、魚介類や野菜などを固めて形作った料理のこと。
【パヴェ Pave】: 敷石・石畳の意味。 四角い形のお菓子などにつける名前。







09
メインの前に小ぶりなバゲットが、ぴったりサイズの
可愛いカゴに入って出てきました。






10
ワインの白と赤をデカンタで頼みました。
銘柄は忘れましたが、レシートには、
白はPicpoul、赤はL'Heraultと書いてありました。







---POISSON ou VIANDE---
---メインディッシュ---






11
- Filet de Daurade a la Plancha,Epinards Sautes,Sauce Duglere -
- 真鯛ロースト ほうれん草のソテー添え デュグレレ風ソース -


メインディッシュは 3人とも別の物にしました。
私は、魚の気分だったので、真鯛ローストを注文。

綺麗な色にローストされた真鯛に、トマトの入ったホワイトソースがかかっています。
程良い火の通り加減の真鯛と濃厚なソースの取り合わせが、ワインと良く合います。美味しい。^^

【デュグレレ Duglere】: 19世紀の有名なフランスの料理人の名前。
例えばスズキのデュグレレ風は、スズキを蒸して、
周りのソースに粗く刻んだトマトを煮詰めたものをかけた料理。







12
- Noix de Coquilles Saint-Jacques Poelees et Risotto -
- 活帆立貝のポワレ リゾット添え -


綺麗な焼き色の帆立を周囲に配し、中央には半熟の玉子、
その下にはリゾットが添えられています。
食べる前に半熟の玉子を崩してから、いただきます。

【ポワレ poler】: バターや油を使ってフライパンで蒸し焼きすること。水分を加えない調理方法。






13
- Cote de Porc Rotie,Etuvee de Broccoli au Bacon,Sauce Charcutiere -
- 豚ロース肉のロースト ベーコンの香りをつけたブロッコリーのエチュベ添え
ソース・シャリキュティエール -


とても柔らかそうな お肉にブラウンのソースがかかっています。
少し分けてもらいましたが、噛むほどに肉の旨味が口の中に広がります。^^

【エチュベ Etuvee】: 水や出汁をほとんど加えず、素材が持つ水分を生かした蒸し煮料理。
【ソース・シャルキュティエール sauce charcutiere】: 豚肉加工品を中心に取り扱う惣菜屋風のソース。







14
デザートの前に、チーズを頼みました。
ギャルソン(garcon)が、どのチーズが良いか、見せてくれましたが、
決められず、全種類少しずつもらう事に。^^






15
後ろのオレンジのはミモレット(Mimolette)で、よくカラスミのような味と表現されますね。
左のチーズは、周りに香草(rosemary?)が付いています。
他のもう一皿の方の、白いチーズが クリーミーで気に入りました。







---DESSERT---
---デザート---






16
- Creme Brulee Speciale "Paul Bocuse" -
- ”ムッシュ ポール ボキューズ”のクレーム・ブリュレ -


私は、デザートにクリームブリュレを選択。

表面は綺麗な色に焼き色が付いていて、スプーンを軽く当てると硬い音がする位です。
写真で見ると暖かいお菓子に見えますが、実際は程よく冷えています。

表面を割ると中はふんわりしたクリーム状で、底には、
バニラビーンズの黒い粒が沢山見えました。 美味しい。^^

【クレーム・ブリュレ Creme Brulee】:フランス語で「焦がしたクリーム」という意味。
表面に赤砂糖をふって焦がした、卵黄を使ったカスタードプリン状の菓子。







17
- Gaufres Grand'mere -
- 昔ながらのゴーフル "グランメール" -


もう一人は、ゴーフルを選択。 お好みでホイップクリーム、チョコレートソース、
林檎のコンフィチュールをかけていただきます。

これも少し分けてもらって、ホイップクリームでいただきましたが、
ふわっとして美味しかったです。^^

【ゴーフル gaufre】: フランス語でワッフル(waffle)のこと。
【コンフィチュール confiture】:ジャムを作るときのようにゆっくりと煮込んで素材の甘みを出したもの。







18
デザートには、私はコーヒーをいただきましたが、
一人が甘口のワイン(Pacherenc du Vic)を注文。
コーヒーは普通でした。^^;






19
私はもう飲めませんでしたが、一人が食後酒(Digestif)に、コニャックを注文。

A.E.DOR CIGAR 2500yen
A.E.DOR EMBLEM 1800yen
A.E.DOR V.S.O.P 1200yen

どれにするか迷っていたら、ギャルソン(garcon)の提案で、
3種類少しずつもらう事に。 ちょっと、試飲会のようですね。^^;






20
まったりしていたら、いつの間にか、閉店の21:00の少し前です。
既に、他のお客さんは帰ったようです。^^;

もう少し長居したい所ですが、もうそろそろ帰りましょう。
因みに、この時間にはエスカレーターが停まっているので、
エレベーターで1階まで降りて、美術館の正門から外に出ます。


気になる お会計は、お酒も入れて、3人で24000円程度でした。







眺めもとても良く、お手頃なコースもあるので、
展示会を見た後などに、一度訪れてみるのも良いかもしれません。^^
(^x^)おしまい。







【参考】
ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ
営業時間 11:00-21:00(金曜のみ22:00まで)
火曜日定休
http://www.paulbocuse.jp/musee/





2 件のコメント:

  1. とっても豪華で、ディナーでこの価格は大満足ですね。美味しそうです♪

    それにしても、よく飲む。私もお酒は大好きなんですけど、羨ましいw

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  2. kon at 2009-12-27 15:15>>
    (^x^)初めて入った店なので、とりあえず、お試し的に一番安いコースにしてみましたが、
    とても美味しかったです。 料理も上品な量でしたが、結構お腹一杯になりました。^^

    お酒は、私はそんなに強くないので、他の人がよく飲んだのだと思います。記憶が定かではありませんが。^^;

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